君との距離【JK】 (ページ37)

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HR「ごめんねA！嫌だったよね無理矢理連れてって…」

学校へ行くと朝一番ヘリンが急に謝ってきた

きっと私が途中で急ぐように帰ったからヘリンは合コンが嫌で帰ったって思ってるんだな

『違うよ～オンマに急に帰って来てって言われたんだよね何も言わずに帰ってごめんねヘリン』

ヘリンには昨日のオッパとの出来事は言えなかった

今オッパのことを口に出すと私はきっと泣いてしまう

だって今も泣きそうなんだからオッパのことを話出すと泣くのを我慢なんて到底できないだろう

HR「A…」

でも言わなくてもヘリンには気づかれてたみたい

私より何倍も大人なヘリンに今は感謝しかなかった

小さくありがとうって言うと

HR「伊達にあんたと親友やってるわけじゃないし」

なぜかドヤ顔でそんなことを言うヘリンがなんだかおかしくて

『ふふっ、なにそれ』

さっきまでの苦しくてどうしようもないほど重く沈んでいた心が少し軽くなった気がした