君との距離【JK】 (ページ33)

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合コンがはじまってまだ20分

正直言って

退屈

これの何が楽しいのかさっぱりわからない

私合コン向いてないな～って短時間で身に染みてわかった

ここにいる男子高校生同じ顔にしか見えない

『ヘリン私帰r…HR「だめ！！誰のためにセッティングしたと思ってんのよ」

えー帰れないの？

帰りたい…

明るい皆と裏腹に私の気持ちはどんどん沈んでいく

結局今の私はどこか頭の片隅でオッパのことを考えている

そんな自分が情けなくて

ヘリンがせっかく用意してくれた合コンも楽しめない

今はなんとなく一人になりたい気分だった私は

『ヘリン私トイレ行ってくる』

そう行って足早に部屋から出た

『…はぁ』

部屋から出た瞬間思わずこぼれるため息

TH「はい今ので幸せ逃げたよ～Aちゃん」

特徴的な低い声が後ろからした

この声は

『テヒョンさん』

TH「当ったり～！」

振り返るとやっぱりテヒョンさんだった

四角い口で笑う彼を見たらさっきまでの暗い気持ちも少し晴れた気がした

『テヒョンさんなんでここに…？』

TH「友達とだよ～」

あぁそっかテヒョンさん前も思ったけど友達多そうだもんね

一人で勝手に納得している私に

TH「Aちゃんも友達と？」

同じような質問を返してくるテヒョンさん

『私は合コンです』

TH「えっ！合コン？！」

JK「…は？」

驚いた顔で聞き返してくるテヒョンさんと今私が聞きたくない声が同時に耳に入った