together...forever [5]

story105 (Aside) ページ14

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花屋さんの帰り道

和也くんは大事そうに花を抱えていて、反対の手は俺と繋がれている


K「じゅんくんよろこんでくれるかなあ?」


にこにこ笑顔で話す和也くんは、松本さんが起きて待っていることを知らない

和也くんを心配して走り回っていたことも、今も息が詰まる思いで待ってることも……


A「…和也くん」


角を曲がれば松本さんと和也くんのマンションというところ

俺は和也くんと同じ高さにしゃがむ


A「一人でお花を買いに行ったのは、潤くんのこと…驚かせたかったんだよね?」


K「なんでわかったのぉ?」


ぽかんとする和也くんに微笑み返す


A「…和也くんが潤くんを驚かして、喜んでもらいたい、っていう気持ちはよく分かるよ


でもね?もし、迷子になってたらどうするの?

知らない人に連れて行かれたらどうするの?

潤くんに心配かけちゃうの、…分かるよね?」

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和也くんが小さく頷いた


A「《お出かけするときは、お家の人に言ってから行くこと》

保育園でも習ったよね?

…約束、出来る?」


涙を溜めながらも、頷いた和也くんを「えらい、えらい」と褒めながら、立ち上がった


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