together...forever [3]

story59 ページ8

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俺はばっちり支度を済ませ、そっと和の部屋を覗き込んだ


まだ段ボールが３つ、４つある部屋の真ん中に小さくなって座る和


J「かぁず」


俺に向けた背中がビクッと跳ねる


J「もうお家出る時間だよ?

潤と一緒に保育園、行こう?」


和に近づいて、和の顔を覗き込むように座る


K「…ごめんなさい…」


膝に乗せた腕に顔を埋めて、蚊の鳴くような声で言った和


J「どうして謝るの?」


K「かずが…わがままいったから…

ままは、わがままはいっちゃだめだ、っていってたもん…」


和と同じように体育座りをして、隣に並んだ


J「う〜ん…

潤はね、さっきのは我が儘じゃないと思うな


…和は、…ママに会いたいんだもんね?


そう思うのは、全然悪いことじゃないと思うな〜…」


和は立ち上がって、バックを肩からかけると、目の前に座った


K「…ほいくえん…いく」


俺が言った言葉の意味を、分かってくれたかは分からないけれど


俺は笑顔で和に答えた


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