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JN「あれ、どっか行くの？」
「オッパ…！？なんで勝手に部屋入ってくるの！」
JN「もーそんなに怒んないでよ。」
楽しかったクリスマスも終えて、あっという間にやってきた年末。
明日、グクオッパのお家に泊まりに行くから部屋で朝から準備をしているとソクジンオッパが入ってきた。
JN「なに、お泊り？」
「うん、そうだよ。」
JN「この前もユナちゃんのお家行ってなかった？」
「え、ああ明日はユナじゃなくて…」
そこまで言って慌てて喋るのを止める。そう言えば私、ソクジンオッパにグクオッパと付き合ったこと話してないんだった。
JN「え、ユナちゃんのお家じゃないの？」
「…え、あー、ユナ、ユナだよ。」
慌ててそう言い直すけど、ソクジンオッパからものすごい視線を感じる。ああ、もう絶対オッパにはバレてる気がする。
JN「Aはいつから嘘つく子になったの？」
「！」
バックに荷物を入れていた手を掴まれて、オッパと目が合う。ソクジンオッパは焦る私と正反対でニッコリと笑顔を浮かべていた。
JN「前に話してたジョングクとやらと、付き合ってるんでしょ？」
「なんで、それ…」
JN「毎日Aのことまで送り迎えして、家にいるオッパが気づかないわけないでしょ。」
そう言われてそれも確かにそうだ。と納得したけど、このオッパにバレてしまって良いことなんて何もない気がする。
JN「で、明日は誰のお家に泊まりに行くのかな？」
口元は笑っているけど、目なんて一切笑ってない。ソクジンオッパは見てわかる通り、シスコンなのだ。
JN「A？」
「……グクオッパの、お家です。」
JN「へえ、グク"オッパ"ね…？」
「…っ、！」
怖い怖い怖い。絶対ソクジンオッパ怒ってる！
JN「A、今すぐソイツ呼んで。」
「え？」
JN「家に呼んで。」
「や、やだよ…！」
慌てて断れば、ソクジンオッパは意地悪な顔で私を見つめる。
JN「連れて来なかったら、父さんに言っちゃうけど？明日からAは彼氏のお家に泊まりに行きます、って。」
それはまずい、かなりまずい。自分で言うのもあれだけどパパはかなり私を溺愛している。もちろん、彼氏が出来たなんて話もしていない。
JN「A、どうする？」
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作者名：ぴぴ
| 作成日時：2020年5月23日 16時
