検索窓
今日:2 hit、昨日:26 hit、合計:425,898 hit

068【JK】 ページ18

.







俺に待っててくれる?なんて可愛く聞いてきたAが向かった先は、またしてもヨンジュン。

ヨンジュンにノートを借りていたのか、お礼のお菓子なんかつけてヨンジュンに返していた。






JK「………、」






無理、堪らえようとしたけどやっぱ無理。そう思ったその時、Aの頭に触れたヨンジュンの手。

ぼーっとその様子を見ていた俺のもとに急いで戻ってきたAは相変わらず可愛いけど、むかつく。






「え…!?」






咄嗟にAの手を引いて教室を出た。下駄箱についてすぐ繋いだ手は離れたけどまたすぐに繋ぎ直した。


なんだろう、同い年にしかない空気感っていうの?

俺に接する時よりも、ヨンジュンといる時のAの方がニコニコ笑ってて楽しそうに見えるというか。





それが、めちゃめちゃむかつくんだけど。






「…っ、先輩。」






途中で俺のことを呼ぶ声が聞こえてチラッとAを見れば、ほっぺたが赤くなってて思わずニヤける。

ほんと、なんでそんな可愛いわけ?




手も小さくて可愛いし、すぐ顔を赤くするとこも可愛い。そう思ったことが無意識のうちに口から出てて、自分でも後からびっくりする。

いつもなら心に止めている言葉も、なぜかポロポロと口から溢れていく。






JK「A。」

「…なあに?」

JK「頭撫でられんの好きって言ってたけど、誰にされても好きなの?」






さっきヨンジュンがAの頭を撫でていたのを思い出して、口から出た言葉。やっぱ、なんか今日おかしいわ。

普段なら聞かないようなことも平然と口から出てくる。なにまじで、嫉妬のせい?







「……誰でもじゃない、ジョングク先輩だけ。」







そう言ったAが少しだけ繋いでいた手をキュッと強める。あーやばい、まじで可愛い。まじで好き。







「ジョングク先輩…?」

JK「A、好きだよ。」









「……へ、」









信号は青になったというのに、進まずに立ち竦むA。そんなAの姿を見て俺も固まってしまった。






……………待って、俺なんて言った!?








.

069【JK】→←067



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (383 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1776人がお気に入り
設定タグ:防弾少年団 , BTS , ジョングク
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぴぴ | 作成日時:2020年5月23日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。