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STORY 6 ページ7

体育の授業は男女別だ。


ジョングクは体育の授業が一番好きなクセに私と一緒にいれないから一番嫌がる。


逆に私からすれば、ジョングクの縛りから解放される唯一の授業だ。





「いったぁ……。」


「Aちゃんごめんね!!

大丈夫!?」


「大丈夫大丈夫。」


そうは言うけど、足がずきずき痛む。


彼女は後ろにいた私に気付かずに私の足を踏んだのだ。


私もちゃんと前見てなかったのが悪いけど。





「……先生、保健室行ってきます。」


私はそう言うと痛む足を引きずって保健室に向かった。















「失礼します……。」


ノックをして中に入るけど、先生はいないみたいだ。


仕方ないけど、勝手に湿布貰おう……。


保健室のソファーに座って上履きと靴下を脱げば、少し腫れていた。




「どうしたの、それ。」


後ろから急に声がして振り向けば、そこにはユンギ君がいた。


私の隣に座ると、私の足を見てくる。


けど、そんなユンギ君の腕からも血が沢山出てた。




「ちょっと試合中に怪我しちゃって……

ユンギ君は?」


「俺も同じ。だけど俺は擦り傷だし……。


Aそれ、骨折してない?」


「……分かんない。」




ユンギ君は慣れた手つきで応急処置の道具を取ってきた。




「足、触っていい?」


「じ、自分でやれるよ……?」


「俺医者の息子だから、応急処置は得意なの。任せて。」



ユンギ君は私の前に屈むと足を触って手当てをしてくれる。


かなり恥ずかしいし、顔が熱くなる。




処置をするユンギ君を見つめるけど、真剣な顔もカッコいい。


……って、私、何考えてるんだろ。








「ユンギ君、ありがとう。」


「学校終わったら病院行けよ、絶対。」


「うん。」


ユンギ君はそう言うと、救急箱を片付けようとするから、引き留める。



「ユンギ君も手当てしなきゃ。」


「……あ。

まぁ大丈夫だよ。」


「ううん、腕触っていい?」



お礼にユンギ君の腕の怪我を消毒する。


……痛そう。


傷に絆創膏を貼れば、ユンギ君は「ありがとう」って言ってくれた。






「あ、A。」


「ん?」


「今日も夜、電話するから……。」



ビックリしてユンギ君を見れば、ユンギ君の耳が少し赤くなっていた。

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あお(プロフ) - パスワード教えて下さるととっても嬉しいです!2の片割れじょんぐくも楽しみです! (2020年8月24日 13時) (レス) id: a4e0d9fce2 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - パスワード教えて下さると嬉しいです!更新頑張ってください! (2020年8月21日 1時) (レス) id: 6721bb2d67 (このIDを非表示/違反報告)
ツウィのお耳であり、ジミンのほっぺた(プロフ) - パスワードロックかかってて2の方読めませんでした、スランプぬけたらパスワード教えてくださると幸いです (2020年8月18日 8時) (レス) id: 6930d20808 (このIDを非表示/違反報告)
ミナモモ大好き(プロフ) - パスワードロックかかって見れないです(´;ω;`)作者さん教えてください! (2020年8月16日 12時) (レス) id: 34efac07ef (このIDを非表示/違反報告)
グクサランへ(プロフ) - 2の方パスワードロックかかってて見れなかったです泣 (2020年8月16日 0時) (レス) id: 86ad4aa3a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Olivia S | 作成日時:2020年4月30日 8時

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