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STORY 22 ページ23

「ねぇA見て。」



ユンギ君にそう言われて指を指した方、上を見ればキレイな星が広がっていた。


やっと怖さも慣れて薄れていき、ユンギ君と肩を寄せあって星を眺める。







「……帰りたく、ないね。」


「うん、私も……。」


「しばらくここにいよっか……。」


「……そうする。」



石段に二人で腰を掛けると、ユンギ君が私の腰に手を回すから私も同じようにした。



ユンギ君を見れば丁度目が合う。


お互いに唇を近づけると、それは重なりあい、くっつけて離れるだけのキスを何回も繰り返す。


お互いキスが初めてだからぎこちなくて、だけど、ユンギ君とのキスはすごく心地よかった。






「……っ、止まらないんだけど。」


「ユンギ君とのキス……好き。」


「俺のこと煽ってんの?」


「えっ、あ、そんなつもりじゃ……っ。」



無意識に言った言葉がユンギ君に火をつけたようだった。


さっきとは違って何度も角度を変えてキスをしてくる。


静かな神社に響くのは私とユンギ君のリップ音だけ。






「んっ……はぁっ……。」


「っ……。」



息が上がって唇を離すけど何だか名残惜しい。


気づけば私はユンギ君にギュッと抱きついていた。


けどユンギ君は背中に腕を回してくれる。






「A大好き。」


「私もユンギ君が大好き……。」


「……ずっとキスするの恥ずかしかったのに、したらしたで止まらなくなっちゃうね……。」


「……っ、おんなじこと思ってた……。」



体を離すとユンギ君と手を繋ぐ。ちゃんと、恋人つなぎで。




「ちょっとこの近く散策しようか。」


「せっかくだもんね、私もお散歩したい。」


神社に来てからしばらくして、私達はようやくそこを離れた。


















「ユンギ君、もう3時だよ……っ、流石に戻らないと……。」


「そうだね……。ごめんね、夜中に連れ回して。」


「ううん、楽しかったからいいの。」



ホテルに着くと、フロントに明かりがついてるだけで基本的に薄暗い。


先生達も誰も起きてないからってユンギ君は私の部屋まで送ってくれるらしい。








エレベーターを呼ぶときも、乗っている間も、二人きりだからって沢山キスを交わす。



6階について部屋の前まで来るとユンギ君は最後に一回だけと言ってまた触れるだけのキスをした。



「おやすみ。」


「うん、また明日ね。」



そう言えば、ユンギ君は手を振って部屋に戻っていった。

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あお(プロフ) - パスワード教えて下さるととっても嬉しいです!2の片割れじょんぐくも楽しみです! (2020年8月24日 13時) (レス) id: a4e0d9fce2 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - パスワード教えて下さると嬉しいです!更新頑張ってください! (2020年8月21日 1時) (レス) id: 6721bb2d67 (このIDを非表示/違反報告)
ツウィのお耳であり、ジミンのほっぺた(プロフ) - パスワードロックかかってて2の方読めませんでした、スランプぬけたらパスワード教えてくださると幸いです (2020年8月18日 8時) (レス) id: 6930d20808 (このIDを非表示/違反報告)
ミナモモ大好き(プロフ) - パスワードロックかかって見れないです(´;ω;`)作者さん教えてください! (2020年8月16日 12時) (レス) id: 34efac07ef (このIDを非表示/違反報告)
グクサランへ(プロフ) - 2の方パスワードロックかかってて見れなかったです泣 (2020年8月16日 0時) (レス) id: 86ad4aa3a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Olivia S | 作成日時:2020年4月30日 8時

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