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STORY 19 ページ20

バス移動は思いの外長くて、2回目のトイレ休憩に入る。


バスが止まった瞬間、横からグイッと腕を引かれたのでそっちを見れば、ジョングクがものすごく怖い顔をしていた。


無言で腕を引かれて外に連れていかれる。





「トイレ行ったらここに集合。裏切ったらタダじゃおかないから。」


ジョングクに睨まれてそれに頷けば、ジョングクは舌打ちして男子トイレに入った。









お手洗いを済ませてジョングクとの場所に戻れば、「遅い」ってキレられた。



「ねぇ、さっき隣に座ってた男と話したりしてないよな?」


「……話さないよ、別に仲良くないし……。」


「ならいいけど、Aが他の男と隣に座ってるだけでイラつくの。


しかも、変な女がずっと話しかけてきてウザかったし。」



そう言われ、バスに戻ると無理矢理ジョングクは私を隣に座らせた。



「班行動の時も絶対隣だから。」




そう言うとジョングクは私の手を繋いできた。


けど、ユンギ君と手を繋いだときみたいにドキドキもしないし、嬉しくない。振りほどく勇気はないが。














1日目は移動と夕御飯とオリエンテーションで終わり。後は各自部屋で休む。


オリエンテーションはクラスごとだけど、男女別に座ったからジョングクとは離れられた。


そうは言ってもただしおりに書いてあるような説明に補足事項を付け足すだけで不必要な時間だ。


こっそり携帯を開いてユンギ君とやり取りする。





『風呂から出たら連絡するね。』


『うん、分かった。』


『楽しみ。』



ユンギ君からのカトクに思わず口角が上がる。


すると、新しくユンギ君からメッセージが届く。




『俺とのやり取り見てニヤニヤしてんのバレバレだよ。』


そう言われて口を押さえて真顔になれば、『笑笑』ってきた。



そんな風に過ごしていたからかいつの間にかオリエンテーションは終わっていた。














「あれ?Aちゃんどこ行くの?」


「あっ、ちょっとね……。


先生"とか"来たら私は寝てるって言って貰ってもいいかな……?」


「……うん!分かった!」



同じ女子部屋の子2人にそう告げると、私は先生達に見つからないように非常階段から約束の場所に移動する。




「ユンギ君っ……。」


待ち合わせ場所についてユンギ君を呼んで近づけば、ギュッと抱き締められた。

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あお(プロフ) - パスワード教えて下さるととっても嬉しいです!2の片割れじょんぐくも楽しみです! (2020年8月24日 13時) (レス) id: a4e0d9fce2 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - パスワード教えて下さると嬉しいです!更新頑張ってください! (2020年8月21日 1時) (レス) id: 6721bb2d67 (このIDを非表示/違反報告)
ツウィのお耳であり、ジミンのほっぺた(プロフ) - パスワードロックかかってて2の方読めませんでした、スランプぬけたらパスワード教えてくださると幸いです (2020年8月18日 8時) (レス) id: 6930d20808 (このIDを非表示/違反報告)
ミナモモ大好き(プロフ) - パスワードロックかかって見れないです(´;ω;`)作者さん教えてください! (2020年8月16日 12時) (レス) id: 34efac07ef (このIDを非表示/違反報告)
グクサランへ(プロフ) - 2の方パスワードロックかかってて見れなかったです泣 (2020年8月16日 0時) (レス) id: 86ad4aa3a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Olivia S | 作成日時:2020年4月30日 8時

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