チョッと不思議な夫婦 ２【TH】

私の人生 ページ35

YOU side

あと少しで女優としての人生２５周年だ
誕生日と同じ日に子役として活動し始めたから。

あの時のことはあんまり覚えてない
だって１歳時の記憶とか忘れちゃうでしょ
結局周りから言われたことぐらいしか覚えてないと思う

そんな中でも最近はまだ若いのに認知症が始まってる気がする






ＭＧ「エゴサでもしてるの？」



『してないよ
　今は推してる声優さんの情報を調べてる』



ＭＧ「あぁ声優ね、声優・・・」



『あー様こと石田彰さん
　エヴァとか今も人気の大御所声優さん』



ＭＧ「私、アニメはあんまりだからなぁ
　 全然わからない」



『私はアイドルを推す意味が分からい
　アイドルは不祥事だったり結婚したりして辛いじゃん
　それに比べ２次元は平和だから』






私のマネジャーさんはドルオタ
ちなみにＫ-POP専らしいよ

最近はアイドルだけではなく俳優とかそういうのも好きなんじゃないかって私は思ってる



結局はイケメンが好きだということだろう






MG「２次元はほんと次元が違い過ぎる
　 あぁいうイケメンはこの世にいないからどうせならいる方がいいもん」



『それがいいんだよ
　声よし顔よし性格よしの神が画面越しに見れるんだもん』



MG「・・・Aちゃんも好きだよ
　 だけどどうしてテテがAちゃんを選んだのかはわからない」



『どうしてだろうね』







私が聞きたい
そして私の中の私にも聞きたい

この前もそうだけれど会っただけでドキドキする
もうそろそろ自分でも慣れていいと思うのにそれは泊まることをしらない
今度の健康診断で見てもらうべきかな？
それかお医者様にオフの日に見てもらう




テテに私が惚れる要素はたくさんあったけれどテテが私に惚れる要素は見つからない






MG「韓国語話せるから？」



『分かんないって』



MG「Aちゃんが可愛いのと優しいのと性格がいいのはもう好きになるよ嘘じゃないから」



『表面はだけれどね』



MG「頭も良いしみんながほしいものなんでも持ってる」



『そんなことないよ』







私は皆がほしいものを手に入れるためにみんなが持ってるものを失った。
普通の学生生活
就職活動の闇とか親子喧嘩、中二病とか・・・


そういうことは全くなかった
学校は一般のところを行かせてもらっていたけれど仲の良い子はできなかった

だからこそあの時は学校に行くのも仕事をするのもつらかった
普通になりたかったなぁ




私はこの道を歩くべきじゃなかったんではないかって何回もおもった

・→←足元ご注意

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す