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4年目の愛 ページ19






いつもの日課を終えたのでブドウジュースのコップを洗う
やっぱり水は冷たい

きっとテヒョンがあんなこと言わせるからだ
恥ずかしすぎた


ホントは言わなくてもいいかなって思ったけれどテヒョンの顔が濁っていってつい口が動いていた

あんな顔させたくなかった
キスマーク早く消えてくれないかな
結婚記念日もうすぐなのにこんな人のマーキングがあるなんて嫌だ

気分的に嫌だ
たぶんずっと頭に残るんだろうな






そう思いつつも綺麗に洗っていく






『ふぅ・・ッタ‼』


「綺麗についたよ」






急に誰かに抱き着かれたと思ったら首元に走る痛み
私が逃げないように前で綺麗にガードされていて時々かかる吐息がやばい

漂ってくる匂いはとても懐かしいもので聞こえてきた声は私を安心させるものだった
走った痛みもすぐに忘れてしまうくらい一瞬で彼の虜になってしまった






『おかえりなさい』



「ただいま
 会いに来たよA」





愛おしくてしかたない人
私を愛してくれる人
とっても優しくて私には勿体ない彼がいる

私のもとに来てくれた






「キスマークを上書きしに来たよ」



『明日は大丈夫なの?』



「もぅ折角いるのに明日のことって・・・
 明日も練習とかがあるから帰るけど5時くらいまでならいられるよ」



『そっか』






背中で感じる脈の速さが妙にしっくりきて、彼の優しい声が私を安心させてくれて、彼が上書きしてくれたキスマークがどうなってるのか気になった

吃驚しすぎて少しずつ体に力がはいらなくなってくる
本当に振り向けば彼がいる




ゆっくり顔に手を添えられて体こと後ろを向かされる





「そんなに驚いた?」



『えぇとても
 まさか来てくれるとは思っていなかったもの』



「だからと言って泣かないでよ
 そうだ!桜見に行こうよ
 きれいなんでしょ」



『でも外は・・・』



「もう夜も深いし誰もいないよ
 ほら何か羽織っていこうよ」






せかされたので急いで近くにあったものを持って靴を履く

外に出ればんっと手を差し出されその手を握る
ゴツゴツしていて大きくて暖かい手


道案内はしてないのにスタスタと私を連れて行ってくれる
どうしてわかるのだろうか



本当に夜道には人がおらずこんな公共の場で手をつなぐなんてしたことがなかったためすごく緊張する






「わぁ本当に綺麗だね」








振り返ってそう笑うテヒョンは桜に劣らず綺麗だった

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cielo(プロフ) - 凛音さん» 分かりました。今自分で分かる限り直してみましたがこれからはもっと気を付けて更新していこうと思います。 (2021年4月18日 15時) (レス) id: a7ba5f7db2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 誤字が多いので、焦らず更新してほしいです。 (2021年4月18日 3時) (レス) id: f2426a3f71 (このIDを非表示/違反報告)
cielo(プロフ) - せななんさん» そう言っていただきありがとうございます (2021年4月11日 18時) (レス) id: a7ba5f7db2 (このIDを非表示/違反報告)
せななん - 更新頻度が早くて嬉しい! (2021年3月29日 20時) (レス) id: e71bc0c88e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:cielo | 作成日時:2021年3月29日 17時

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