通称、氷姫 Ⅱ【黒】 (ページ4)

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◆怒りページ4

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朝起きたら知り合いやSNSの通知がやばかった。
その中でもいつもは滅多に回らない兄弟プラス新田さんのラインがものすごく活動していた。

その理由はすぐにわかった。

私の熱愛(仮)が出たのである。
しかもしては、今をときめく正統派ジャニーズのなにわ男子、長尾謙杜。

言わずもがな、大炎上だ。

新田「俺のところまで降りてこなかったから上で止められていたみたい。これがその雑誌」

家にやってきた新田さんはいつもは見せない怒りが表に出ていた。
一人称も“俺”になっている。

熱愛にはいろんな種類がある。
ガチの熱愛、事務所絡みの熱愛、報道側の押し付けた熱愛.......
あげ始めたらキリがない。

私にとっての熱愛はイメージダウンにしかならない。
今回はそれも相手で落ちた株は計り知れない。

『ありがとうございます。
消火しないとですよね』

新田「確かに似てるぜ。
だけどさ、上も所属のタレントくらいわかるだろ」

『まー、女装してる弟はパッとみ私と瓜二つですから。よーく見ると唇の薄さや目の形とか違うんですけど』

新田「優緻もさ優緻だよ」

どこまで話すべきか。それが今回の件で重要な問題だ。
優緻のことを全て話すと優緻の彼女さんにまで迷惑がかかる可能性もなくはない。

だって、辞めたにも関わらず優緻のことを応援している子たちがいるんだ。

こんなことばかりで、辛いな

誰と仲良くしようが私の勝手なのにどうして恋路までキャーキャー言われなきゃいけないんだ。
そもそも、私の中で同業者は相手がこの仕事をやめてくれない限り結構ムリな部類に値する。

結婚して狂気に狂ったファンに帰宅中背中を刺されましたなんてたまったもんんじゃない。

エゴサをしているとあることないこと言われている。
まぁうん。

なんで、目黒蓮がでてきたのかはわからない。
彼と関わりはそんなにないはずなんだが......

見なかったことにしよう。
誰か早く火を消してくれないかな