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『美味しい?』
TH 「・・・おっいしい」
『そう、よかった。
私も最近はマネージャーに作ってもらってばかりいたから腕が落ちたかも』
TH「十分に美味しいです」
テーブルに沢山作って盛り付けられている料理たち。
震える手は運動しすぎたと苦しい言い訳をしていた。
恐る恐る口に入れ味わう
白だ。
思わず緊張がほどけて敬語になってしまったテヒョン。
彼の止まらない被害妄想にマネージャーは注意することのひとつとして料理をあげた。
きっとそんな毒が入っているなんてあり得ないだろうとぼそりとつぶやいていたが
『そう言えば、今年は年末年始はお休みになるんですね』
TH「あぁうん」
『ぜひ、ご実家に帰ってください』
TH「えっAはどうすんの」
『私は、日本の方で仕事がありますから。
日本のことなのでこちらではあまりしられていませんが日本の方で私の作品が映画化することになったんです』
TH「映画ってどの作品が映画化するの」
『最近完結したものです
流石に6年間の作品を120分くらいで完結させることはできないので第2章くらいまでですかね』
TH「ふぅん」
テヒョンの心の中は二つに分かれていた。
自分は休み期間中に殺されることはないという安心感と折角の休みなのに愛しの妻と過ごせない。
気持ちとしてはAの中に自分の存在がないのではないかと焦っていた。
年末年始も仕事・・・
確かにお互い仕事を第一にしているのはわかっていた
AもAで申し訳なさと安心感でわかれていた
やはり折角の長期休み。
日々の疲れを癒すためにも妻としての役目をしなければならないのにもかかわらず自分は日本で仕事という罪悪感。
それと久しぶりに会って緊張感がただでさえ抜けないのに長期期間これを続けるとなると無理だと思っていたためできた安心感である
TH「じゃ俺も一緒に行きたい」
『えっ折角のお休みなのに日本来るの』
TH「俺、好きだし新婚旅行で日本行きたいねって話していたじゃん」
『覚えてたの6年以上前のことを』
TH「まぁ勿論ね」
彼は少しでも自分の命を救うのに必死なのである
しかし、この新婚旅行の件については忙しい仕事の合間でヒョンたちに相談しながら色々考えていたのである。
彼の優先順位は、一に仕事、二に奥さん、三に自分なのである。
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cielo(プロフ) - みゆきさん» ありがとうございます。 (2022年3月17日 12時) (レス) id: 9dc857b850 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - いつも楽しくお話拝見させて頂いてますTwitterフォローさせて下さい宜しくお願いします (2022年3月15日 21時) (レス) @page29 id: 33b6e6a7a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:cielo | 作成日時:2021年11月14日 17時