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TH「えっ」
キム・テヒョンはとてつもなく困惑していた。
なにせ、今ホテルの一角で縛られ動ける状態ではないから。
縄を力いっぱい引っぱれば解けるかと思ったが実際引っ張て見ればしっかりと縛られておりほどけるけはいは全くなかった。
誰がいつどうやってどのような理由で自分をこのようにしたのかテヒョンにはわからなかった。
いや、分かりたくなかったのかもしれない
ベッドに寝かされているため見える範囲も少ない
ただ分かるのは近くにAはいないということ
TH「・・・そんなはずはない。
そんなはずは」
信じれば軽くなるのに信じたくない。
もしかしたら、急に反社の人が襲ってきてAを連れ去ったのかもしれない
Aがそういう人と関係を持っていたなんて聞いたことはない
だからこそこれは自分の妄想だということはわかりきってる
TH「えぇ・・・」
もういやだ。っというのが内心だろう
近づいてくる足音に目をそむけたくなる。
TH「A?」
『んふふふあははは』
TH「A」
『ははははははぁふふっなぁにテヒョン』
TH「なにって」
ニヤニヤと不敵な笑みを浮かべるAはいつもとは違う
体はAなのだが声の高さや言葉遣い、ちょっとした行動が違うのだ
髪はお風呂あがりなのかポタポタと水滴が落ちてくるほど濡れて頬にへばりついている
『女は縛られた男の首に手を添えてギュッと力を入れた』
TH「えっウ゛ッ」
『だんだんと男の瞳は涙で潤む。
声が出ないのか抵抗もせずただ首を絞めてくる女をことを訴えるかのように見つめる。
しかし、女はそんなことどうでもいいのか絞める力を緩めることはない』
顔に感情が見られない
ただ、誰かに操られているかのようなそんな
元々喜怒哀楽が激しいほどではなかったがこんな冷めた顔はテヒョンも初めてだった。
もう、何も聞きたくなかった。
彼女の、彼女らしくない彼女が自分の首を絞めてる理由だとか結局どのような言葉をかけたとしてもこの喉の痛みは消えることなんてないのだから
自分が愛してるAはこんなことをする人ではない
それはテヒョンが一番わかっている
彼女がどんな作品を作ろうともそれはあくまでも創作であって自分との経験をネタにしているだけで…
あぁ悪夢なら早く冷めてほしい
そう思うのも仕方がないだろう
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cielo(プロフ) - みゆきさん» ありがとうございます。 (2022年3月17日 12時) (レス) id: 9dc857b850 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - いつも楽しくお話拝見させて頂いてますTwitterフォローさせて下さい宜しくお願いします (2022年3月15日 21時) (レス) @page29 id: 33b6e6a7a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:cielo | 作成日時:2021年11月14日 17時