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「お姉さん頑張れ」



「あと少しやで」



「めっちゃ真っすぐ堂々とあるくやん」






清水寺を参拝して階段を下りて行く前に隣にあった地主神社にもキム夫婦はよっていた。
で、ただいまAの方が恋占いの石に挑戦していた。

普通は"片思いしている相手とお付き合いできます様に"の思いのもと挑戦することが多いが結婚しているわけでご利益があるかはわからないがいくら年老いてもカップルのような新鮮さを忘れないようにという思いを込めて挑戦していた。



綺麗な女の人がモデルがランウェイをあるくように歩いていけば注目が向くわけで何故か応援されながら挑戦していた。





あと少し。




あと数歩。



あと一歩。






『ついた』



「おめでと!」



「おめでとさん」



TH「どうだった?」



『緊張した』






周りの目を気にせず話す2人。
フワフワと幸せオーラがする二人に周りがほのぼのとする。

なんだか子供の恋愛を見守る親の気持ちである。




そして続いてはテヒョンが挑戦することになった。
もう周りは息を飲んでいた。

勿論、この場にいるほとんどの人が彼がヴィでありキム・テヒョンであるということを知っていた。







TH「真っすぐ歩けてる?」



『ほぼ真っすぐだよ
段々と10センチくらい右に寄ってきている』



TH「了解」






今の状況を聞く割にはとっても余裕があふれていて口元はゆるゆるである
彼の頭の中にはたどり着いたらAに抱き着こうという考えしかなかった。

こういう場で少しでもイチャついてこれから先隠れて買い物をするのではなく堂々とお店をあるけるようにしたい。



テヒョンのイチャつきにはしっかりと考えがあった。
まぁ私欲を満たす方が大きいが






『凄く速い。
後、2・3歩だよ』




TH「1・2・3!」






パチリと目を開けたらニコってわらったAの姿があった。
これは想定外である。

近くにいるとは思っていたもののこんなに近くにいるとは考えもしなかった。




思わずテヒョンは抱きしめた。






TH「これで来世も両想いだね」



『だね。
で、死ぬまでずっと幸せだよ』



TH「一緒に入れることよりも大きな幸せはないよ」



『ずっとそばにいようね』






こういう人たちのことをバカップルという。
いくら美男美女のカップルでも痛いものは痛いのである

周りにいた人たちも一歩どころか二・三歩下がって見守っていた

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cielo(プロフ) - みゆきさん» ありがとうございます。 (2022年3月17日 12時) (レス) id: 9dc857b850 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - いつも楽しくお話拝見させて頂いてますTwitterフォローさせて下さい宜しくお願いします (2022年3月15日 21時) (レス) @page29 id: 33b6e6a7a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:cielo | 作成日時:2021年11月14日 17時

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