妻 に 排 除 さ れ る【TH】

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されるがままに着付けされていく夫婦。
まだ、Aの方は頭が回っていないのか頭の中の上にはクエスチョンマークが浮かんでいた。

着せ替え人形のようにハイスピードで着替えが終わっていく。



着替えを担当した人たちはみんなそろって得をしたと思っていた。
なにせAには先程テヒョンがつけたキスマークとやらがついていたから。

据え膳食わぬは男の恥っというやつだろうか







二人とも古都の雰囲気からかけ離れていたが今、また再開した時には雰囲気にあった現実離れした姿になっていた。

特にAは・・・



落ちついた色味がAとマッチして・・・






TH「それではいこっか」



『うん』



TH「ありがとうございました」



「来ていた服は直接韓国の方に送らせていただきますね」



TH「お願いします」






そっと手を握って京都観光スタート
着物ということで足元に気を使ってかいつもよりもゆっくり小股で歩くテヒョン。

ずっと歩きっぱなしなわけではなく１０分ごとに立ち止まって食べ物を食べたりしている。






TH「足、疲れていない？」



『テヒョンが休憩をたくさん入れてくれるおかげで大丈夫』



TH「えぇ可愛い」



『なにが？』



TH「もうわかんない」






皆さんもあるだろう。
特に何もないのに推しが可愛すぎて悶えることが・・・

いくら人気アイドルでもお前らオタクと同じようなことがあるのだ







『やっぱり観光客が多いね』



TH「だからこそのびのび観光ができるね
知名度とか気にせずに・・・」



『じゃなくても気にせずに出かけたりするくせに』



TH「出かけるじゃなくてデートだから」



『・・・そうだねー』





冷めている妻と熱い旦那である。
あんまり愛を伝えることのできないAと会えない分一緒にいる時間を大切にしすぎるテヒョン。

そんな夫婦がお送りしているこの日常






TH「これが清水寺か」



『おっきい
ねぇ早くいこっ』



TH「転ぶからゆっくり行こうね」



『転ばないから！
なんでこういうときに限って毎回そういう子供扱いするの』



TH「ん〜なんでだろ」







付き合いが長いと色々な出来事がある。



・・・そういうことである。





それを直球に言わないのが彼の優しさって言うやつである
言ったら顔を赤くして数分はその場から動けなくなるということを理解してるから


流石に帰りの新幹線の時刻とかも決まっているため時間ぎりぎりまで京都観光を楽しむために一秒でも時間を無駄にできないのである。

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