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雲一つない晴天。
夫婦は新幹線に乗りながら京都に向かっていた。






『テヒョンとっても窓から見える景色が綺麗』



TH「とってもきれいだね」



『こんな綺麗な景色を見ることができて幸せ』



TH「俺もAが幸せで幸せ」






クサいセリフを言ってみるもののAは聞き流し目をキラっキラっに輝かせながら窓の外を見ている。


実はこのキムテヒョンという男は何とも言えない男である。
本来ならば身バレ防止のために自分が窓側に座ってなるべく人目につかないようにしたいものの妻を他人に見られたくないという男心で窓側に座らせていた。


そして他者から見ても可愛い妻の姿を写真で撮っていた。






TH「外、雪が降ってるけど寒くない?」



『いいえ。
とっても温かいの・・・』



TH「さては眠たいな」



『昨日楽しみすぎて寝れなかったの・・・子供っぽいかしら』



TH「可愛い」





実は晴天とはいっても時刻はまだ早朝なのである。



目がとろぉんとしていて化粧もまだしていないせいか余計幼く見える。
そんなAが愛おしくて仕方がない





TH「降りるとき起こしてあげるから寝な」



『手、ギュッとして』



TH「はい。ギュー」



『ギュー』






そして、超絶眠たい時のAはとてつもなく可愛いのである。
甘えてきてくれる幸せをテヒョンは噛みしめていた。

ココに二人っきりの状態だったら躊躇なくキスをしていた。



唇にすると起こしてしまう可能性があるからおでこやらホッペに







TH「良い夢を」






まぁ彼も旅行ということでネジが外れていたのか映画のワンシーン見たくそっとキスをおとした。







Aが寝てからは鞄の中から小説を取り出し読んでいた。
勿論作者、キム・Aである

そして、彼は思い出した。
"包丁"の存在に


包丁。
自分が殺される包丁を・・・・



折角の旅行。
そんな時に変な雰囲気を出すわけにはいかないと一生懸命に違うことを考えようとする。


Aが自分を殺すわけないっと・・・テンとテヒョンは違うのだと。





TH「お願いだからやめてよね」





死にたくないんだよ
まだ、生きていたい。

傍で笑っていたいんだ。


っという思いが表情から伝わってきた。



彼は行き過ぎたことを考えてしまうことがある。
その例として今回の包丁でAに殺されるっということ。

それは彼の、彼なりの行き過ぎた愛なのである。

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cielo(プロフ) - みゆきさん» ありがとうございます。 (2022年3月17日 12時) (レス) id: 9dc857b850 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - いつも楽しくお話拝見させて頂いてますTwitterフォローさせて下さい宜しくお願いします (2022年3月15日 21時) (レス) @page29 id: 33b6e6a7a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:cielo | 作成日時:2021年11月14日 17時

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