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会場内は暗くなってつい数分前まではAを励ましていたテヒョンも運営側の方が用意した特等席で始まりを今か今かと待ちわびていた。
彼の脳内には心配よりも一人の原作ファンということから作品の完成度を期待していた。
そしてAも緊張を通り越して開き直っていた
もはやこの大舞台で下手をこいたって死ぬわけでもない。
ただSNSというどこの誰かもわからない相手に厳しい言葉を告げられるだけである。
そう考えると心が軽くなったのである
—それでは監督、キャストそして今回は初の映画化ということで原作作家さんのキム・Aさんのご入場です。皆様、あたたかな拍手でお迎えしましょう
会場内に暖かな拍手で包まれる
入ってくる美男美女のキャスト軍悲鳴に近い歓声が聞こえてくる
—それでは監督の○○さんから挨拶と一言お願いします
「えぇ監督の○○です。今日は原作作者のAさんがいるということで緊張してたんですけど僕以上に緊張していらして今は緊張はしてません(笑)まぁ僕みたいなおじさんの話よりもイケメンや美女の話が聞きたいと思うんですけどこれだけは言わせてください。ヴィさんマジでかっこいいしやさしいし娘が大好きな理由が分かりました」
「主人公の・・・・・・・・。
監督も仰ったんですけど今日、キム・テヒョンさんがいらっしゃっていてあぁこれが本物の"テン"だって思いました。"テン"はテヒョンさんがモチーフにされているんですよね」
『そうですね
でも一足先にこれから皆さんが見るものを見させてもらったんですけどあぁこれが"テン"だって思える作品になっていて"テン"っという人物はテヒョンがモチーフであって違うんです。テヒョンの面影がほんのり残ってる私が思い描いている彼がここにあるのでホントありがとうございます』
「本当ですか?
うれしいです」
このようにしてところどころいろんな人が口を挟みながら挨拶が進んでいった。
勿論、"テン"役の人のようにAが口を挟むこともたびたびあって堂々としている割には目はきょろきょろしている姿にテヒョンは心が躍っていた。
あぁかわいいと
そして、ついにAの挨拶の番が来た
『この映画の作者のキム・Aです。
えぇ・・・』
キャストさんのコメントにつけたしてコメントを言う必要があり躊躇なくしゃべっていたら自分が言いたいことをすべて言い切ってしまったのである
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cielo(プロフ) - みゆきさん» ありがとうございます。 (2022年3月17日 12時) (レス) id: 9dc857b850 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - いつも楽しくお話拝見させて頂いてますTwitterフォローさせて下さい宜しくお願いします (2022年3月15日 21時) (レス) @page29 id: 33b6e6a7a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:cielo | 作成日時:2021年11月14日 17時