通称、氷姫【黒】 (ページ36)

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スーツに包まれた私たち
まずは昼の顔を撮る

私単体のものもあれば松村君も一緒の物も

職場恋愛ってやつね

お互いに何気ない雰囲気を出しつつも少しお互いに好きですっていう感じを行動に示す。

例えば、松村君が私の髪の毛を触ってきたり、私が松村君のほっぺをぶにぃってひっぱってみたり

「いいねぇ社内恋愛って感じがいい！
設定的に松村君が年下男子でちょいSってところかな」

『年齢的には年上ですけどね』

「ですね」

「ってかさ今の私のイメージ的には姫は仕事バリバリやってる女子だけど家ではのほほんとしてて松村君にぎこちないものの甘えちゃうんだよ。
で、松村君は悶えるんだよ」

松村「ギャップ系ですね」

『そう言う男子はこういう働いている姿を見てもキュンキュンしちゃうんですよね少女漫画だと』

松村「少女漫画とか読むんですか」

『やはりドラマで台本どうりにやるのはつまらないですのでオリジナルを入れるときに役立つので』

松村「もう考えていることが違いますね」

『週刊誌にないものを書かれるのは構いませんが本物を書かれると面倒なので恋愛なんてできませんよ』

松村「こういう仕事をしてなかったら恋愛したいですか。本音を教えてください」

思ってもみなかった質問。
しかも本音か

まるで雑誌の解答は私の本音じゃないみたいじゃん

『まぁ一人っ子だったら両親に孫の顔を見せたいし結婚したかもしれませんが…今の世の中女性も認められてしっかりとした給料がもらえる時代です。別に男に頼らなくても生きていけますので…ね』

松村「男嫌いですか」

『さぁね』

そして次は問題の夜シーン
まずはソファーの上で見つめあったりそして角度的にキスをしている風に見せる

そして次はベットの上へ

その間は松村くんが私を姫抱きして移動
そのシーンも撮影中である

ベットの上では優しく松村君が首筋にキスをしながら丁寧にワイシャツを脱がしていく

私も頬を赤らめたりしておく

あっという間に上は脱がされていた
そして見える透け透け下着

松村「アッ」

手を止めたと思えば私に跨ったまま顔を天に仰いでいる。

「いいねぇ
うまい具合に彼女に転がさられてる感が出てるよ」

カメラさん、彼リアルで今悶えています
自分の言葉の過ちに気がついています

っと心の中で訴えた