通称、氷姫【黒】 (ページ41)

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◇YouTube切り抜きページ41

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初恋の彼の話
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《概要欄》
Aちゃんのしられざる初恋の話。
そこそこ重い話ですので覚悟してご視聴ください。

こちらは2017年にとある喫茶店でAちゃんと会った時にお聞きした話の録音の文字起こしとなっています。本人には当時にネットにあげることへの許可を得ています。

『・・・そうですね
私の初恋の人って凄く素敵な人だったんですよ』

「えぇ」

『人を差別せずにいつも笑っていて困っていたら助けてくれるそんな人でした。
・・・元々私の初恋の人には心に決めた人がいまして報われるものではなかったんです』

「奪おうとは思わなかったんですか」

『・・・その心に決めた人が私の友人でしたし奪ったところで私に何ができるかを考えました。普通の子供と同じように学校に行ってるからと言ってお仕事もありましたし早退することや学校にいけない日々が多かった・・・・それなのに彼との時間を作れるわけない』

「・・・確かに」

『それなら私の友人と彼が幸せになってくれればいいと思えてきたんです。
・・・2011年のあの日から私の友人と連絡が取れなくなりました。母方の実家に帰っていたんですかね・・・未だに連絡が取れないんです』

「そうッなんですね」

『あの日から幸せは崩れ始めた・・・初恋の人はだんだんと偽りの姿となっていったんです。・・・彼のあの性格は彼女がいたからあったものだと薄々感じてました。きっと恋愛漫画ならこういう時に慰めて恋に発展するんでしょうか・・・私は何もできなかった。恋の痛みなんて全くなったから』

「恋の痛み・・・ですか」

『恋の痛みよりも友人を失った方が大きかった。
それから狂ったように仕事をたくさんいれたし勉強もした。・・・・まぁそれから数年たったころ彼がなくなったという連絡が同級生から届きました』

「えっ」

『震災で崩れてきた電柱に下敷きにされそうになった子供を庇ったそうです。私は友人がなくなったということを信じていなかった。しかしこのことをきっかけにちゃんとすべての死に理解した。』

「優しい人ですね」

『素敵な人だった。
私の初恋の相手もその相手の彼女の友人も・・・』