RM ページ42
ツアーも着々と進み大阪に着いた。
Aの故郷であるらしいので長年の日本語教室にも熱が入っていた。
皆ワクワクしてたのだけれど。
俺たちが泊まる予定のホテルの情報がリークされたらしい。たちまちARMYが集まってしまった。
それゆえ、宿無し状態である。とりあえず泊まれそうな所を探すべく、マネヒョンは僕達をバンに乗せた。
こんなの想像していなかった、、。
不安に包まれる中、Aは自分にアテがあると言った。
今まで泊まってきたような豪華なところではないし
少し地方だから不便だけれど大丈夫か?と皆に尋ねる。
今は藁にもすがる思いだ。反対するものなどいない。
彼女はカバンからサングラスとマスクを取りだし、
運転席に座った。
、、運転できたんだ、。
高速を走ること約一時間。
窓から見える風景は先ほどの都会とは打って変わって、のどか。
これから泊まるという建物の外観は殺風景なコンクリートで正直倉庫に連れてこられたのかと思った。
Aが事情を説明しに行き数分後、めちゃくちゃいかつい男性が僕達を迎えてくれた。
「初めまして。上野といいます。」
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韓国語を話せた彼はすごくフレンドリーですぐ打ち解けた。
Aのお父さんの部下であった上野さんは、今は奥さんとここの運営と在宅での仕事をしているらしい。
彼女にも意見を聞いて建てたというここの内装は
暖かみがあった。
セキュリティーはかなりきっちりしていたし田舎だからと心配していたWi-Fiも飛んでいた。
一見不便そうだが、都心に出るまで特急で30分もかからないというこの地域は意外と便利だということで、この宿はかなり儲かっているらしい。
たまたま空いていたのがラッキーだと思ったけれど、実はAが帰国することを知っていたため予約を入れなかっただけだと上野さんはケラケラ笑った。
部屋に戻って布団に寝転ぶ。
窓から見えるのは満点の星空だった。
こういう場所もありだと思えるぐらいには歳をとっていたらしい。
いつもならパソコンを開いて作曲をしていないと
何かに追われているようで心が落ち着かなかったけれど、今日はそんなこともなさそう。
自然の奏でる優しい音色を聞きながら眠りについた。
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るまるま - 続編のパスワード教えて欲しいです (2018年12月18日 0時) (レス) id: 50e5c162d0 (このIDを非表示/違反報告)
クルトン(プロフ) - ∞椿∞さん» コメントありがとうございます!修正が終わったらロック外す予定です〜! (2018年12月17日 1時) (レス) id: c28f946ff1 (このIDを非表示/違反報告)
∞椿∞(プロフ) - いつも読ませてもらってます!めちゃくちゃ面白いです!続編のパスワード教えていただきたいです! (2018年12月17日 0時) (レス) id: 14aac8a19b (このIDを非表示/違反報告)
クルトン(プロフ) - モモさん» ありがとうございます。ヤバTいいですよね〜!めっちゃ好きなんですよ(笑)これからもお付き合いください! (2018年12月3日 18時) (レス) id: c28f946ff1 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - 初めましてモモです!肩have a good dayの下りめっっちゃ好きです、私がジンペンで、ヤバTのゆるい歌詞が好きなので電車の中で口角上がりまくりでしたwww これからジンくんのこと考えるたびに肩have a good day永遠リピート確定です 応援してます〜! (2018年11月23日 17時) (レス) id: 5672985447 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クルトン | 作成日時:2018年11月12日 9時