999・ROSE （2）

RM ページ12

「この人、私のツイートをそのまま引用したんじゃない？」


始まりはこれ。

そこから降りかかってきたのは盗作疑惑、それから



♪converse high〜


《この曲は女性への人権侵害ではないでしょうか？》
《これだけではありません。例えば、、》



他にも諸々。


あぁ、頭が痛い。
どうか俺を殺 して欲しいと思った。

世界を理解したいのだけれど、し難い。





皆で食事をしていた時も流れるニュース。

気を利かせてチャンネルを変えてくれたけれど。



RM「ハハッ、、」

何とも言えなくて思わず笑ってしまった。
静まり返るリビング。



RM「俺たちも所詮消費する側って事だよな。
完全なオリジナルを作れるわけでもない。

言いたい事も言わせてもらえないんだ。」


誰に言ったわけでもないけどさ。





JH「そりゃ消費する側だろ。それに、、」

JM「1人で抱え込まないでほしいです。だって、、」



分かってるよ、そんな事。分かってるけど。





SG「別に気にしなくていいんじゃねぇの？



世間の意見なんて。
捉われ方なんて。



好きな事を表現する方がいいだろ？」






JN「ユンギ、その言い方、、」

SG「って本当は言いたいんだろ？」



思わず息を飲んだ。




RM「何で、、。」何で分かったんだろう。



SG「さぁな。でも俺も同じだ。」

ごちそうさま、と彼は部屋を出て行った。





その後、自分の視点以外を見る事を覚えた。




あの時書いた曲は今度出すつもりだ。


悲しい曲だけど、生きていれば悲しさに寄り添ってもらいたい時もある。



それから。




俺はまた一つ成長しました。そう示すためだ。

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