訳あり涙を恵んで【JK】 (ページ47)

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47.jk ページ47

POV;ジョングク

「ここじゃなくて人が少ない所行きましょ。」

いつの間にか俺の手はAちゃんに取られていて、早歩きでコンビニを出た。

Aちゃんがキョロキョロしてるのを横に待ってるpdの車が見える。

「Aちゃん、あの車乗って。」

そう言うと顔をしかめるけど俺に手を引かれたまま中へと入った。

『ほんとにいいんですか？』

「うん、全然大丈夫、ヒョンAちゃん乗せてるから。」

pd『あの噂のAちゃんか、こんにちは。』

身を小さくして、申し訳無さそうにちょこんと座ってるAちゃんがいつもより年下感が出てる。

いつも彼女は俺のヌナみたいだけど本当はいれがオッパって呼ばれるはずなんだよなぁ。

興味無い人はよくグクオッパグクオッパ言ってくるけどAちゃんくらいだよ、こんなに俺がお願いしてもオッパすら言ってくれないのは。

『あの、さっきはすみませんでした、ちょっとカッとなっちゃって。』

俺が1人で余計な事を考えてるとAちゃんが口を開いた。

「Aちゃんは謝らないで。
悪いのは全部俺だから。本当にごめん。今回だけは許して...」

『許さない』

「え？」

その言葉を聞いた瞬間全身に冷気がすぅっと通るのがわかった。