訳あり涙を恵んで【JK】 (ページ27)

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sn『オンニ？！
もう練習出来るの！？一昨日に倒れたのに？昨日手術したのに？？？』

「うん。オンニは大丈夫だよ。」

手術後事務所へ行くとみんな私が一回死んで生き返ったかのように心配して声をかけてくれた。

PD『A、ちょっと来れるか？』

pdに呼ばれてpdの部屋へ入る。久しぶりだなぁこの部屋。

「この部屋久しぶりぃー。」

PD『は？あぁ、てお前本当に大丈夫なのか？』

「はい、大丈夫ですよ。だからリハーサルに来てるんじゃないですか。」

PD『テリュンさんに聞いたけど、リスキーなんだろ、リハは休んだらどうだ。』

「休みません。私ってそんなに弱く見えるんですか？」

PD『はぁ
A、お前はほんと頑固だな。』

グラミーの出場も決まって新曲もいつも以上に伸びている。

やっと安定してきたFloresをもっとあげないと。
リーダーとしてオンニとして。

ー数日後ーー

in『やっと、Aの夢が叶うんだね。』

この飛行機へ乗ってアメリカへ行ってグラミー賞を絶対に取るんだ。

私の人生の目標がもう少しでも達成するのか。

この飛行機も学生時代は乗るなんて思ってもいなかっただろうしね。

席はざっくり60席くらいで全ての席が広々と余裕がある。

mj『あーこの感じっていうか飛行機に乗ってるってことは本当に行くんだねー。私達。』

メンバーやスタッフと雑談をしていると入り口から集団の音が聞こえてきた。

もうpdとかスタッフさん達は入ったはず。

「ん？あれってキャビンアテンダントさん達とか？」

in『え？そんな訳ないじゃん、BTSだよ。』

「は？え？は？」

in『あれ、Aに伝えてなかったけ、BTSとグラミーまで飛行機一緒にしようって契約したんだよだからもうすぐ来るはず。』

だからか。

イナもハンユもミンジもジュリもソナもスタッフもみんなまだ化粧落としてないのは。

「という事はずっとBTSはそこら辺にいる事になるって事？」

in 『当たり前じゃん。』

無理だって。

飛行機の中という狭い空間で彼らと一緒にいるとか無理。

助けて...