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25.jk ページ25

POV;ジョングク





「おい、、、
Aちゃんはどうしたんですか、、、」





誰も俺の質問に答える事はなく、俺はただ彼女を見つめる事しか出来なかった。

派手な彼女の白っぽい青の髪色はまるで今の彼女そのものを表現しているみたいで。


しゃがんで手を握ってみる。


『おい、ジョングク!!!
余計に触るな!』


誰かの声なんて聞こえない程彼女の手は冷たかった。



これほど彼女の顔を実際には見た事はなくて、やっぱり綺麗だった。




この倒れているところも女神みたい。






「Aちゃん、、、もう大丈夫だよ。
無理しないでいいんだよ。」


手を握りながら話しかけてみると涙が出てきそう。


もう限界だったんだよ、彼女には。


中学生の頃から今までずっと何か辛いことを我慢してここまできたけどもう彼女はパンク寸前なんだよ。




「何も心配しないでいいよ。
Aちゃん。」



俺が守ってあげるから何もかも大丈夫だよ。



彼女は何を我慢しているのか何が辛いのか全く分からないけど、絶対に守ってあげるから。




彼女の手を強く握ってると誰かの大きな声がした。

nj『おい!!!ジョングガ!!!もう時間だぞ!』




そうやってヒョンに無理やり連れていかれる瞬間彼女の瞼が動いた気がした。
いや、絶対に動いた。




俺はステージで頑張ってくるよ。













Aちゃんは大丈夫だから。
















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作者名:TT | 作成日時:2021年10月24日 15時

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