訳あり涙を恵んで【JK】 (ページ20)

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20.jk ページ20

POV;ジョングク

『いただきまーす♪』

テーブルいっぱいの食べ物にAちゃんは真っ先に大きな一口をもぐもぐ幸せそうに食べている。

th『はは、Aちゃんはほんと、よく食べてくれるね。
こっちが嬉しくなりそう。』

だね、ヒョン。

こんなに幸せそうにいっぱい食べる子なんてAちゃんくらい。

『最近、食べる事とミュンくらいにしか興味無くなってきちゃって。
趣味、増やせたら良いんですけどね。』

「あれ、Aちゃんってお酒呑むんだっけ？」

『あぁ、はい結構呑みますよ。』

ねぇ、やっぱり俺Aちゃんと趣味が合う気がする。

その後もAちゃんは食べ続けて結局男2人分は食べてた気がする。

アルコールも回って来たのかちょっとだけ頬が桃色で笑顔が増えた気がする。

th『じゃあ、行く？こんな時間だし。』

時間を見るともう10時前になっていた。

『有難うございました。』

Aちゃんは最後に深い礼をして帰ってった。

th『ジョングガァー、どうするんだよー。』

「どうするんだよってこっちが聞きたいですよ、ヒョン。」

th『てかほんっと可愛いよな、食べるとことか。』

「ねえやっぱヒョンも狙ってるでしょ。」

th『狙ってなんかないって、ただ可愛いからお前が惚れる理由も分からなくないなって言う話。』

「ふーん」

やっぱりテヒョンイヒョンは不思議だ。

でも1番心を開ける気がしてそこまでも不思議。

やっぱりヒョンには不思議な魅力があるんだろう。

「ヒョン、俺どうすればいいと思いますか？」

th『自分より彼女を優先できるようになったら告ればいいんじゃないの？』

自分より他人を優先、か。

確かに全体的に見ると今までに一度も他人を人生において優先にした事がない。

他人を第一に考える。

それって愛って事なのかな。

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