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結局そのままパフォーマンスは進み私は自分の実力を発揮できずに終わってしまった。
「どうしよう、音程とれなかった。」
sn『オンニは今回も上手だった。
心配しないで、大丈夫だから。
みんなオンニがもっと上手なのは知ってるよ。』
ごめんソナ、こんなオンニで。
マンネに励まされるようなオンニで。
＿1時間後＿＿
BTSの後はaespaとAstroとItzyが数曲披露した。
はぁ、自分何やってんだろ。
休み時間にこんなこと考えて、なぜか子供の頃を思い出して、泣きそうになってる大人、本当情けない。
私はオンニだよ、リーダーだよ。
強くなれないかな、もっと。
辛い事があるといつも思い出すあの日。
YGに受かった事とテストで全科目上位3位以内には入っていた事を伝えた時。
“で？”
お母さんの低い声がまだ頭に鮮明に残ってる。
死ぬ気で頑張ったテストをぐしゃぐしゃされてゴミ箱に捨てられて。
更にはお父さんにも
“出ていけ！！”
なんて怒鳴られて。
今まで私だけずっと差別されていて、弟達だけがあの家族と認められているのを目の当たりにしてよく耐えたよ、私。
皮肉な事にこのスタイルはお父さん譲りで顔はお母さん譲り。
恨みたくても恨めないんだよ、子供だから。
大好きなお父さんとお母さんを子供は恨む事なんて出来ないの。
未だにその子供は愛に飢えているの。
誰かの1番になって、愛されたくて仕方がないの。
でももう私には手遅れみたい。
もう愛さえ何か分からないから。
1人隅で泣きそうになってるとPDが走ってこっちに来た。
pd『ジョングクとテヒョンと今夜緊急でMCやる事になったから、早く来てな！！！』
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作者名：TT | 作成日時：2021年10月24日 15時
