私の想い ページ7
ｱｽﾞｰﾙ「何なんですか。そのカオスな状況は...。」
閉店後のモストロラウンジで額に手を当て呆れ返るアズール。
あの後、オンボロ寮で泣きまくった私はとにかく誰かに話を聞いてもらおうとアズールの元へ来た。勿論、あの双子達が今日は休みなのも確認済みだ。
「僕に相談するとは高く付きますよ。」と言いつつ、私の真っ赤な目を見て珈琲１杯で許してくれたアズール。なんだかんだで優しいんだよな。
啜っていた珈琲をカチャンとテーブルに置くとアズールは身を乗り出して笑った。
ｱｽﾞｰﾙ｢まあ、そう言うことならフロイドと付き合えば良いのでは？幸い双子なのでジェイドと同じ顔ですし。」
『だから、そう言う問題じゃないって！！』
ホント人魚の恋愛の価値観どうなってんの？みんなこんな考え方なの！？
驚く私を他所にアズールは再びゆっくりと珈琲を啜る。
ｱｽﾞｰﾙ｢ならジェイドと恋人になれるよう頑張ることですね。」
.....そう、私もジェイドに振られた直後はアズールと同じことを考えていた。でも、フロイドの思いを知ってから気持ちは変わったのだ。
『私、ジェイドに振られて良かった。』
ｱｽﾞｰﾙ｢....ついに頭でもおかしくなりましたか？」
ふん、勝手に言っとけ。もうそのくらいの嫌味じゃ私の心は傷つかないのだ。
『もし告白が成功してたら、フロイドは優しいからきっと誰にも自分の気持ちは言わずに1人で傷ついてたの思うの。』
ｱｽﾞｰﾙ｢本当、貴方くらいですよ。アレを優しいと言うのは....。」
『だから私は2人とまた今までの様に友達に戻る。そしてもう学園にいる間は恋なんてしない！』
ギュッと拳を握って決意する私にアズールは「勝手にしてください。」とダラリと背もたれに身を委ねた。
ｱｽﾞｰﾙ｢でしたら、中途半端なジェイドへの未練も、フロイドへの勝手な同情もキッパリ捨てることですね。」
『.....わかった。』
やっぱりアズールに相談して良かった。オンボロ寮を出た時よりも私の心はずっと軽くなっていた。『ありがとう！』と手を振って寮に帰ろうとした時アズールがボソッと呟く。
ｱｽﾞｰﾙ｢まあ、あの双子相手に上手くいくとは思いませんがね。しつこいですよ、フロイドは。.......それにジェイドも。」
よく聞こえず『え？』と振り返った私にアズールはニッコリと笑った。
ｱｽﾞｰﾙ｢いいえ。なんでもありません。」
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ゆうな(プロフ) - 三角関係…最初はどうなるのかちっちとも頭に思い付きませんでしたがいいですねぇ〜。 しかもジェイドがイラつき壁を殴ったシーンはちょっとドキッとしてしまいました！！(^-^) (2020年12月15日 19時) (
レス) id: 1fc8fa02db (このIDを非表示/違反報告)
RRR(プロフ) - きのこさん» ありがとうございます！これからも三角関係でばっちり絡ませます(笑)お返事遅くなりすみません。これからもよろしくお願いします。 (2020年11月22日 0時) (レス) id: 4edba67984 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ - のぐはあああああああっっっ好きだあああああああ....待ってマジでしんどいいいいい....最推しと推しが絡むとかもう......ｯｯｯｯ((((( 面白過ぎですねこれからも応援してやす。 (2020年11月14日 19時) (レス) id: 2a559184c7 (このIDを非表示/違反報告)
RRR(プロフ) - 花さん» ありがとうございます！ (2020年10月26日 22時) (レス) id: 4edba67984 (このIDを非表示/違反報告)
花 - RRRさん» こちらこそです！楽しみにしてますね！ (2020年10月26日 19時) (レス) id: 411425b92f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RRR | 作成日時：2020年10月3日 14時
