不器用ガール！ ページ21
ﾗｷﾞｰ「楽しかったっスか、デート？」
魔法薬学の合同授業中ニヤニヤと小声で聞いてくるラギーに私は思わず『えっ！？』と大きな声が出た。
ｸﾙｰｳｪﾙ「うるさいぞ、仔犬！」
ギロッとクルーウェル先生に睨みつけられて慌てて『すみません。』と謝りラギーを肘で小突く。
『ちょっと何で知ってるの！？ていうかデートじゃないし....。』
ﾗｷﾞｰ「だってアズールくんに頼まれてオレがフロイドくんの代わりにシフト出たんスから。」
ああ、なるほどと納得する私にラギーは意地悪く笑った。
ﾗｷﾞｰ「それで、Aくんはどっちが好きなんスか？」
『はっ？ふ、2人は友達だもん！！』
ﾗｷﾞｰ「それじゃあ困るんスよね。レオナさんとの賭けが....。」
ブツブツと呟くラギーに『意味わかんない。』と私は薬品製作の続きに取り掛かろうと手元に目を戻す。
まあ確かに助けに来てくれた2人は格好良くてドキッとしたけど....。
そんなことを考えながら調剤していれば、「ちょっと！」と再びラギーから声がかかる。
『もーしつこいなあ。』とちらっとラギーを見れば慌てた様子で私の薬品を指差す。
ﾗｷﾞｰ「違うっスよ！！アンタそれ何入れたんスか！？」
『えっ！？』
慌てて他の生徒の薬品を見れば皆のは綺麗な青色だが私のだけ何だかどす黒い。しかも何かボコボコ言ってる....。
ﾗｷﾞｰ「ちょ、爆発しそうじゃないっスか！？」
『え、どうしよう！？』
ボコボコと音を立てる私の薬品に気づいた近くの生徒達は一目散に離れて行き、私だけがその場に取り残されてしまった。
やばい、逃げ遅れた！！！ば、爆発しちゃう。
ボコっと一際大きな泡を立てた薬品からドンッと言う音が聞こえたと思ったら、私の身体は白と黒のモコモコに包まれた。
ｸﾙｰｳｪﾙ「Bad girl！...本当に不器用な仔犬だな。」
『....クルーウェル先生！！！』
涙目な私の身体を包んだクルーウェル先生は「怪我はないか？」と心配そうに頭を撫でてくれる。
......先生、優しい....。
そんなことを考えれば、思い切りデコピンされた。
『痛ッ！！！』
ｸﾙｰｳｪﾙ「仔犬よ、呑気に考え事している場合ではないぞ。放課後補習だ。覚悟しておけ、しっかり躾けてやろう。」
『えーーーー！！！』
しゅんっと落ち込む私にラギーが呆れたように苦笑いした。
ﾗｷﾞｰ「ほんと魔力は高いくせに不器用っスねぇ。」
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ゆうな(プロフ) - 三角関係…最初はどうなるのかちっちとも頭に思い付きませんでしたがいいですねぇ〜。 しかもジェイドがイラつき壁を殴ったシーンはちょっとドキッとしてしまいました！！(^-^) (2020年12月15日 19時) (
レス) id: 1fc8fa02db (このIDを非表示/違反報告)
RRR(プロフ) - きのこさん» ありがとうございます！これからも三角関係でばっちり絡ませます(笑)お返事遅くなりすみません。これからもよろしくお願いします。 (2020年11月22日 0時) (レス) id: 4edba67984 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ - のぐはあああああああっっっ好きだあああああああ....待ってマジでしんどいいいいい....最推しと推しが絡むとかもう......ｯｯｯｯ((((( 面白過ぎですねこれからも応援してやす。 (2020年11月14日 19時) (レス) id: 2a559184c7 (このIDを非表示/違反報告)
RRR(プロフ) - 花さん» ありがとうございます！ (2020年10月26日 22時) (レス) id: 4edba67984 (このIDを非表示/違反報告)
花 - RRRさん» こちらこそです！楽しみにしてますね！ (2020年10月26日 19時) (レス) id: 411425b92f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RRR | 作成日時：2020年10月3日 14時
