一発触発ラウンジ ページ16
とある日
ﾌﾛｲﾄﾞ「あっち行ってよ、ジェイド！」
ｼﾞｪｲﾄﾞ「フロイドこそ、あちらの方が広いですよ。」
『やめて！頭の上で喧嘩しないで！』
閉店後のラウンジで右にはジェイド、左にはフロイドに挟まれ何故か3人でぎゅうぎゅうにソファーに座っていた。
私より遥かに背の高い2人が、ピリピリとした雰囲気で私の頭の上で喧嘩する様子に巻き添えを食わないかと震えていれば「ああ、そうだ！」とジェイドが思い出した様に口を開く。
ｼﾞｪｲﾄﾞ「A、次の休日はシフトも入っていませんでしたよね？街に行くのについて来てくれませんか？」
『えっ、良いけどなんで？』
ｼﾞｪｲﾄﾞ「美味しそうなキノコ料理のあるお店を見つけたのですが....ほら、男1人で行くのは恥ずかしいでしょう？」
えっ！？ジェイドにも恥ずかしいって感情あったんだ！
そんな失礼なことを考えながらも『良いよ。』と返事すれば「オレも行く！」とフロイドが割って入った。
ｼﾞｪｲﾄﾞ「おやおや、フロイドはキノコが嫌いでしょう？」
ﾌﾛｲﾄﾞ「別に〜。キノコ以外のもの食べるし。」
再びピリピリとした雰囲気が漂った時、「駄目ですよ。」と少し離れた席で売上の計算をしていたアズールが口を開いた。
ｱｽﾞｰﾙ「フロイドはその日シフトが入っているでしょう？」
ﾌﾛｲﾄﾞ「じゃあオレその日は休むー！」
ｱｽﾞｰﾙ「たくっ、無理に決まっているでしょう？バイトも足りていないんですから。」
ﾌﾛｲﾄﾞ「は？」
アズールまで苛立ち始めフロイドに至ってはキレる寸前になってしまい一気に不穏な空気がラウンジに流れる。『ど、どうしよう。』と焦っていれば、パッと閃いた。
『わ、わかった！私がフロイドとシフト代わるから2人で行っておいでよ。』
私の言葉に一瞬ラウンジが静まりかえった。
ｼﾞｪｲﾄﾞ「バカなんですか、貴方は？」
ﾌﾛｲﾄﾞ「ほーんと、何もわかってないよねぇ、Aは。」
『.....え？な、なんかまずいこと言った？』
ジロリと睨みつけて来る双子に怯えていれば「もう結構です。」とアズールがため息を吐いた。
ｱｽﾞｰﾙ「その日はフロイドの代わりを誰か探しますので。」
アズールの言葉にフロイドはパァッと顔を輝かせる。
ﾌﾛｲﾄﾞ「やったあー！！A、楽しみだねぇ。」
手を握って来るフロイドに『う、うん。』と答えつつ右隣から感じる殺気に私は恐怖するのだった。
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ゆうな(プロフ) - 三角関係…最初はどうなるのかちっちとも頭に思い付きませんでしたがいいですねぇ〜。 しかもジェイドがイラつき壁を殴ったシーンはちょっとドキッとしてしまいました！！(^-^) (2020年12月15日 19時) (
レス) id: 1fc8fa02db (このIDを非表示/違反報告)
RRR(プロフ) - きのこさん» ありがとうございます！これからも三角関係でばっちり絡ませます(笑)お返事遅くなりすみません。これからもよろしくお願いします。 (2020年11月22日 0時) (レス) id: 4edba67984 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ - のぐはあああああああっっっ好きだあああああああ....待ってマジでしんどいいいいい....最推しと推しが絡むとかもう......ｯｯｯｯ((((( 面白過ぎですねこれからも応援してやす。 (2020年11月14日 19時) (レス) id: 2a559184c7 (このIDを非表示/違反報告)
RRR(プロフ) - 花さん» ありがとうございます！ (2020年10月26日 22時) (レス) id: 4edba67984 (このIDを非表示/違反報告)
花 - RRRさん» こちらこそです！楽しみにしてますね！ (2020年10月26日 19時) (レス) id: 411425b92f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RRR | 作成日時：2020年10月3日 14時
