そうなりますね、ジョングクさん2

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たぶん染めた事一度もないであろう黒髪ストレート…

サラサラな髪に指を通すだけでドキドキする。。。

このまま寝かしてあげたい、この寝顔をまだ見てたい。なんて、ちょっと思ってる自分の気持ちに戸惑う


う〜ん・・・て声が聞こえて握ってたクッションごとジョングクくんが少し動き出したから

“やばい！起きてしまう！”って慌ててしまって
髪撫でてた手をすぐに引っ込めて後ろに下がろうとしたらクッションがこっちに飛んできて

わ！って慌てて掴んだらジョングクくんもクッション掴んでたままでそのままグイって引っ張られて…


−−−

その勢いでジョングクくんの方に倒れそうになって目をつぶってしまったら

ギュって。大きな手が私の腰を引き寄せてがっちりギュって抱きしめられて
え？ジョングクくん？これって・・・・うそ。。


−−−


って、なれば良いけど現実はそんなことも無く…



グイってクッション引っ張られたのは本当。

倒れそうになったのも本当。


目をつぶってしまったのも本当。



でも人間は意外と勝手に体が動くもので目をつぶっててもジョングクくんに当たらないようにと両腕がとっさにジョングクくんをかばうように伸びていた。。。

目を開ければ真上からジョングクくんを見下ろしてた

おぉ。これが床ドン！ってやつか。。。


私の反射神経もまだ衰えてなかったか。。。。


自分の運動能力が発揮できて嬉しいやら悲しいやら、少女漫画のようにはいかないね・・・ってちょっとため息ついてみたり。



はぁぁ、さっき動いた時実は起こすチャンスだったんじゃない！？って
今頃気づいて後悔してみたり。



とりあえずこの体勢はマズイって自覚はある。



“寝込みを襲う女”



その扱いだけは避けたくて、ゆっくりゆっくり動いてみた


左手をゆっくり浮かして右手だけで体を支えて‥なるべく呼吸音も控えめに‥

よっこらっしょ！って心の中で呟きながらどうにか着地成功。


ふぅ。。


私の背中越しに静かな寝息が聞こえて、起こさなかったことに安心した


安心して良かったのだろうか。
もう起こさないって方向だよね、これ。

“明日は午後からなんで”って学校の事言ってたからしばらく様子見てこのままにしようと立ち上がった




はずの私の体は後ろから伸びてきた大きな手にがっちりと捕まえられてそのまま後ろにひっぱられた


背中越しにジョングクくんの温もりが‥
寝息が耳に響いた‥

ーーーーーー



え？



また私の妄想ですか？

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