3.S.H.I.E.L.D. ページ4
「戦略国土調停補強配備局、これを略してS.H.I.E.L.D.なんです」
『うわぁ、噛みそう』
「みなさんそう言われるんですよ、さ、カードは作ってありますのでこちらへ」
コールソンさんは優しく笑って案内してくれた。
プシュッと音を鳴らして扉が開くと、眼帯をつけた黒人の体の大きな男の人が、1面ガラス張りの窓から街を見下ろしていた。
「わざわざ宇宙から来てくださって光栄です、私はニック・フューリー。S.H.I.E.L.D.の長官です」
「はぁ、長官さんですか。こちらこそわざわざどうも」
「突然で申し訳ない。しかし…これを見て欲しい。」
バサッと置かれたファイルには、アベンジャーズ計画、と大きく書かれていた。
『へぇ…これがアベンジャーズ計画…見た感じ、私たちが最後に集まったメンバーみたいですけど…』
そう言うと、フューリー長官はこちらへ歩み寄り、
「いいところに気が付いた。君たちがアベンジャーズ計画に参加すれば、アベンジャーズは成立する。しかしそれは、私たちに残された時間は少ないということを暗示しているのだよ」
「参加しなきゃならねぇってわけじゃねえんだろ？これはカンだが、なんだか危険な感じがする。」
ピーターがそう言うと、後ろで銃を構える音がした。
驚いて振り向くと、いつの間に入ってきたのか数人のS.H.I.E.L.D.の職員がこちらに銃口を向けていた。
「アベンジャーズ計画の内容を知ったからには、生かして帰すことは出来ない。参加を余儀なくされるんだ」
『そんな…理不尽です、私たちは話を聞きに来ただけで、こんな…』
「生きて帰りたければ、その書類の内容に同意してアベンジャーズの一員になって欲しい。人類の存亡がかかっているんだ」
フューリーさんは意向を変える事はせず、私たちの目をしっかりとまっすぐ見つめる。
期待されてるんだ、きっと。
そう考えることにして、ピーターと目配せし、私たちはアベンジャーズになることを決めた。
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マドレーヌ(プロフ) - とてもおもしろいです！！大変だとは思いますが更新頑張ってください！応援してますp(^_^)q (2021年7月19日 1時) (
レス) id: 912a5780dc (このIDを非表示/違反報告)
死神(プロフ) - 楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2017年12月24日 7時) (レス) id: 123b92ed70 (このIDを非表示/違反報告)
影王琉那(プロフ) - ナターシャは、ブラック・ウィドーではなくブラック・ウィドウでは？ (2016年11月30日 3時) (レス) id: 02f600d9b8 (このIDを非表示/違反報告)
目玉のおかん(プロフ) - リンゴ雨さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！更新はまばらですが応援よろしくお願いします。 (2016年8月18日 22時) (レス) id: ad0147821b (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ雨(プロフ) - うああ!この作品、すごく好きになました!更新、とても楽しみに待ってます!! (2016年8月18日 18時) (レス) id: c5d41596ff (このIDを非表示/違反報告)
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