27.怒らせてはいけない人 ページ29
トニーとスティーブの言い争いは終わらない。むしろどんどん熱を持ち、悪化していく。
「君のようなやつがヒーローのフリをするのはやめたほうがいい」
「ヒーロー？君みたいな？君は実験室でうまれたんだ、その能力も何もかも他人がつくったものだろ！」
その頃ホークアイは、ヘリキャリアの第３エンジンに向かって爆弾付きの矢を放っていた。
「なぁあなた、俺達喧嘩のためにわざわざ宇宙から呼び出されたわけか？」
ピーターは険悪な様子の天才社長と超人ソルジャーを見比べ、あなたに話を振る。
しかしあなたは答えず、場の空気を考えない発言者ピーターを上目ずかいにギロりと睨む。
「フハッ、ちっぽけな連中だな。くだらない」
「大したチームだよ」
ソーとブルースも呆れ顔だったり嘲笑したりと自由奔放だ。
するとフューリーが口を開いた。
「ロマノフ、バナー博士をお連れしろ、彼を…」
「どこへ！？部屋はロキに貸してある！」
恐れと怒りが入り交じった声でブルースは嘆く。
「いや、あの檻は万が一…」
「僕を殺すためのだろ。だが殺せない、自分でも試したんだ。落ち込んだ時…銃を口に咥え引き金を引いたがもうひとりの僕が弾を吐き出した！」
周りの視線が複雑なものであると気付いたブルースはしゃべるボリュームを下げ、
「それであきらめて…人助けに生きがいを見つけたんだ、うまくいってた。なのにこんな茶番劇に引っ張り出されてみんなを危険にさらして…。知りたいか、僕がどうやって平然を保っているのか」
あまりの目つきに、フューリーはゆっくり静かに銃をホルダーから出す。
そこでスティーブが声を上げた。
「…バナー博士…その丈を置いて。」
ブルースは、無意識にロキの持つ研究対象の丈を手に持っていた。
自分の行動がわからないし、ハルクになれば思い出すことも出来ない。
ブルースは頭を抱え、「僕はどうすれば…」と呟く。
その時、キューブの居場所がヒットしたアラートがコンピューターから鳴り響いた。
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マドレーヌ(プロフ) - とてもおもしろいです！！大変だとは思いますが更新頑張ってください！応援してますp(^_^)q (2021年7月19日 1時) (
レス) id: 912a5780dc (このIDを非表示/違反報告)
死神(プロフ) - 楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2017年12月24日 7時) (レス) id: 123b92ed70 (このIDを非表示/違反報告)
影王琉那(プロフ) - ナターシャは、ブラック・ウィドーではなくブラック・ウィドウでは？ (2016年11月30日 3時) (レス) id: 02f600d9b8 (このIDを非表示/違反報告)
目玉のおかん(プロフ) - リンゴ雨さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！更新はまばらですが応援よろしくお願いします。 (2016年8月18日 22時) (レス) id: ad0147821b (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ雨(プロフ) - うああ!この作品、すごく好きになました!更新、とても楽しみに待ってます!! (2016年8月18日 18時) (レス) id: c5d41596ff (このIDを非表示/違反報告)
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