10.分析結果と相談室 ページ11
なんだかんだ険悪な雰囲気のまま、ピーターとあなたはラボに向かった。
「おやおや、宇宙のトレジャーハンターの顔に彼女を怒らせましたって書いてあるけど？」
その途中、アイアンマンことトニー・スターク、そしてブルース・バナー博士が話しかけてきた。
「あ、あぁ…まぁそんな大したことじゃないし…」
『あれだけ謝っておいてほかの人には大したことないって言うんだ？』
「いや、だってお前…」
そこでトニーはピーターの身を案じ助け舟を出す。
「ははは、女性を怒らせるのは罪だぞクイル。武器の分析は済んだ。で、もう少し強力な物に改良できそうなんだが、来てくれないか？」
ブルースもトニーの意図を察し、ここはこのふたりを引き離した方がいいと考えたのか、
「あなた、あんまり怒ってると可愛い顔が台無しだ。飲み物でも奢るから、ね？」
そう大人の対応をとって、あなたを誘導する。
『…落ち着く飲み物って何がありますか？』
「んー、人によるけど…やっぱり温かいものじゃないかな、紅茶とか。」
一方トニーとピーターは、武器の分析結果の話し合いがてら相談室を開いていた。
「さぁ話してごらんクイル、いったいどうやってあんな温厚な女の子を怒らせたのか。」
「いや、あれは確かに俺が悪かった。…言ってしまえば、彼女の胸のサイズをバカにしたんだ。でも、普通それだけで怒るか？」
トニーは手で額を抑えながら、「君もたちが悪いな。女性になれてない奴はこれだから…」とブツブツ言っている。
「おい、何か言ったかスターク…」
「あぁ言ったとも。君、もしかして彼女が前々からその…サイズを気にしてたこと知っててバカにするような発言したのか？」
「まぁ。」
今度は両手で顔を多いながら「あぁ、神よ…」なんて言い出す。
「もういい、クイル、君はどうしようもない。武器の分析結果に話を戻そう。」
「はぁ？なんだよそれ」
ピーターは腹を立て立ち上がったが、トニーは気にせず武器の構成から説明し出す。
「……と、まぁ、火力を5倍程度に上げることもできるし、強度を上げればハルクに殴られたって壊れない。使い心地もそう変わらないだろう」
「…なんだ？ハルクって。」
トニーは「あぁ…」と一言言うと、
「バナー博士のことだよ」
とあっさりと告げた。
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マドレーヌ(プロフ) - とてもおもしろいです！！大変だとは思いますが更新頑張ってください！応援してますp(^_^)q (2021年7月19日 1時) (
レス) id: 912a5780dc (このIDを非表示/違反報告)
死神(プロフ) - 楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2017年12月24日 7時) (レス) id: 123b92ed70 (このIDを非表示/違反報告)
影王琉那(プロフ) - ナターシャは、ブラック・ウィドーではなくブラック・ウィドウでは？ (2016年11月30日 3時) (レス) id: 02f600d9b8 (このIDを非表示/違反報告)
目玉のおかん(プロフ) - リンゴ雨さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！更新はまばらですが応援よろしくお願いします。 (2016年8月18日 22時) (レス) id: ad0147821b (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ雨(プロフ) - うああ!この作品、すごく好きになました!更新、とても楽しみに待ってます!! (2016年8月18日 18時) (レス) id: c5d41596ff (このIDを非表示/違反報告)
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