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No.7 確信と否定 ページ10
えっ…何でバレたの?
背筋を嫌な汗が滑り落ちる。
『違います。』
口から零れた否定の言葉。
ここでバレたら今後歌い手としてどうなるか分からない。
「そっか…」
沈黙に耐えられずに視線を下げる。
あぁ、弱いなぁ…なんて考えながら
〜♪〜♪〜♪〜(予鈴)
「あ、もう時間か…長々とごめん。」
はい、と孤爪さんが渡してくれたのは新品の生徒手帳
『あ、ありがとうございます。』
細くて震えてたけど、聞こえたかな?
「じゃあね。今更だけど変なこと聞いてごめん。」
背を向けて教室に戻っていく。
私はその場に立ち尽くしたまま
“バレずに済んだ安心”
と
“無性に泣きたい気持ち”
に襲われた。
何故だろう、
淋しいなんてもう馴れたはずなのに
でも、分かった。
孤爪研磨さんはあっぷるぱいだって事が
私の“予想”が覆せない“事実”になってしまったことが。
No.8 クラスメートと他クラス→←No.6 会った場所と歌い手生命
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西 - この方角に福があるはずです
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作者名:理佳 | 作成日時:2015年6月9日 7時