僕 た ち の J U M P i n g G I R L（６）

で れ ページ6

##Ryosuke






『あー、もう！涼介！離れちゃダメ！』

涼「…はい、」

『ふふ、涼介の匂い〜』





…なんだこの状況。

Aが謎に全員にデレデレで、俺らはタジタジ。

ことある事に誰かしらにくっ付いて、今は俺タイムらしい。





知「…Aなにがあったの？」

大「いや…知らない」

伊「１０年くらい一緒に居たのに初のことだねこれ」

裕「…Aの気まぐれかな、」




なんて、メンバーは嬉しい反面、ちょっと心配だったり。

Aが誰かにくっ付いてるときってファンの子に何か言われた時とかだからなぁ、




『…涼介』

涼「ん？」

『みんなが心配してるようなことじゃないから、大丈夫だよ』

涼「…え？」

『ただみんなにくっ付きたいだけだから〜！』

涼「かっわいいなこんにゃろ」

『んぎゃ、もう！涼介終わり！ゆうと〜！』

裕「俺ぇ！？」




裕翔にギューッて抱きついて、

…くそ、ギッチギチに抱き締めるんじゃなかった。




光「俺らほんとにAに翻弄され過ぎだよな」

雄「気まぐれだから困るよね〜」

薮「まぁそこも含め可愛いから仕方ないよねぇ」




裕翔とキャッキャしてるAを見ながらジジイみたいなこと言ってる兄組。

…あれ、大ちゃんは？




大「やまだぁ、」

涼「ん？」

大「A、俺のとこだけ来ないんだけど」

涼「嫌われてんの？」

大「いや そんなストレートに言うなよ！」

『別に嫌いじゃないよ 笑』

涼「わっ、びっくりした」

『大貴にくっ付きに来ました〜』




さっきまで険しい顔してたくせにAがくっ付いただけで

デレっと鼻の下伸ばしてる。

…単純なヤツ。

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