助 け て 2 ページ12
##Yuya
取材終わり、ふと見かけたネットニュースの春の嵐の記事。
なんとなーく嫌な予感はしたんだけど、当たっちゃったよね。
隣に座ってる伊野尾くんは渋滞に明らかにイライラしてるし、俺らだってAが1人とか気が気じゃない。
そんな俺らを嘲笑うみたいに雷はゴロゴロ鳴ってるし、
…ああもう!
伊「…あとどんくらいかかる?」
マ「15分くらいかな…」
伊「…走って行ったら、」
マ「雨降ってんの見える?」
伊「そんなの別に、」
マ「伊野尾が良くても仕事に支障が出るから絶対だめ」
ちっ、って舌打ちする伊野尾くん。
…ほんとにAのこと好きだよね、伊野尾くんに限った話じゃないけど。
信じられないくらい長い長い15分を過ごして、やっとスタジオに着いた途端、5人一斉に走り出した。
…早く行ってやんなきゃ、
大「A、っ!」
ばん!ってドアを開けたら、机の下に丸まって耳を塞いでるAが涙目で顔を上げた。
『…みんな、』
伊「…ん、もう大丈夫だかんね」
伊野尾くんが机の下に潜ってAの頭を優しく撫でたら、嬉しそうに笑ってる。
…うん、よかった。
とりあえず停電対策で懐中電灯を取りに行ったり、少しでも雷の音が聞こえないように爆音で音楽流したり、
Aのことになるとみんな積極的に動くから全員サクサク進むよね、うける。
光「A〜、何の曲がいい?」
『えいと!』
光「だろうね」
『ん〜〜じゃあね、夜な夜な☆ヨーNIGHTにしとこう』
光「…俺のスマホ入ってねえよ!」
『私の使っていいよ(笑)』
…相変わらずマニアック!!!
パパパパーン、って結婚式の時の曲が流れたら、だいぶAがご機嫌になった。
ありがとう関ジャニさん。
『この曲ね、章大くんとたあくんと信ちゃんのユニット曲なんだけど、』
伊「うん」
薮「…伊野尾だけいいな…」
伊「俺の特等席だからねここ」
Aを足の間に座らせて、後ろから抱き着いてAの肩に顎を乗せてる伊野尾くん。
…ずるいよね!!!
俺らなんかパイプ椅子に座ってる。なんだこの差。
『…BESTふだんはふざけてばっかりだけどさ、』
雄「ん?」
『いざとなったらやっぱり頼りになるよね、だいすきお兄ちゃんたち』
ニコニコ、Aが笑顔になったから今日のミッションはクリアでしょ?
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にこ - 明日はエトランゼの公開日ですよね!投稿楽しみにしています! (2018年5月24日 20時) (レス) id: e9be6b0e7a (このIDを非表示/違反報告)
s14101602498(プロフ) - エトランゼ告知でクロニクルでてほしいです!カメラスポーツとか安田くんの絵のコーナーにでてほしいです! (2018年5月14日 20時) (レス) id: 95ea2ff4b5 (このIDを非表示/違反報告)
あやた(プロフ) - 細かく書いてくださってありがとうございました! (2018年5月12日 12時) (レス) id: ef5b0c6223 (このIDを非表示/違反報告)
英国紳士の緑さん担当 - リクエストいいですか?僕とけいとを夢主ちゃんと歌うちぃちゃんとけーとくんが見たいです! (2018年5月11日 14時) (レス) id: 800a476244 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - JUMPだいすきで7担当ですこの小説最高です (2018年5月2日 18時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽむ | 作成日時:2018年3月30日 23時