素 直 に な れ ば ... 03 ページ9
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少しずつでも、距離を縮められたら…なんて呑気なことを考えていた俺。
少しずつじゃ、遅いんだよ。
「お前、ジャニーさんに身体売ったんだろ?どーせ。」
「汚い女なんか必要ねぇんだよ!!」
「…つーか、盗み聞きしたんだけどさ、お前、親居ねぇんだろ?」
「え、捨てられたの?そりゃそうか(笑)こんな汚い娘要らねえもんな!(笑)」
『……っ、』
ある日、控え室に着いた俺の目に映ったのは、
数人の素行の悪いJr.に囲まれ、涙を堪えてるAちゃん。
「伊野尾くんも実は迷惑してんじゃねぇの?(笑)」
『……ぇ、』
「だってお前の相手させられてんだよ?可哀想。」
伊野ちゃんの名前が出た瞬間、Aちゃんは明らかに動揺してて。
……伊野ちゃん、Aちゃんのこと大好きなのにね。
「伊野尾くんも物好きだよな〜、わざわざ相手してやるとか(笑)」
『……ぃ加減にしてよ。』
「…あ”?」
『私のこと悪く言うのは良いよ。いくらでもどうぞ。……っでも!
慧のこと悪く言うのだけは、絶対許さないから。あんた達なんかに慧を悪く言う資格ない!』
「は?なに、キモいんだけど(笑)」
Jr.の1人が、手を振り上げたのが見えた。
……ヤバい。
薮「…お前ら何してんの?」
「…薮、くん、」
薮「Aちゃんいじめる暇あるんならさっさと練習したら?」
「……っ、」
薮「…あとさ。伊野ちゃん、ほんとにAちゃんのこと大好きだから。バレたら何されるか分かんないよ?」
『…薮、さん、』
焦ったように逃げたアイツら。
Aちゃんと2人きりになった部屋の沈黙を、Aちゃんが破った。
『ありがとうございました。』
薮「いいえ。こう云うの初めてじゃないでしょ?」
『……、』
薮「伊野ちゃんに言ったりしないからさ。」
『…はい。』
薮「何で伊野ちゃんに言わないの?」
『慧に…、余計な心配させたくなかったんです。既にいっぱい迷惑かけてる、から。』
薮「ん〜、じゃあさ!伊野ちゃんに言えないなら、俺に言いな?」
『……え?』
薮「今まで、さ。Aちゃんがいじめられてるの知ってて、助けられなかったから。
俺に、Aちゃんのこと守らせて?」
『…良いんですか、?』
薮「とーぜん!」
『…ありがとうございます、!』
ポロポロ涙を零しながら、微笑んだAちゃん。
この時から、俺はずっと君の虜。(笑)
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美紀 - JUMPだいすきで7担当ですこの小説最高です (2018年3月31日 17時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
白雪姫**(プロフ) - 初めまして!! いつも 、ゆる−く 、たのし−く 、ときどき涙もある 、このシリーズが大好きです (*^^*) 伊野尾ちゃんとの話、すっごくよかったです ! 他メンバーとのお話も楽しみにしてます ♪ (2016年2月18日 21時) (レス) id: d1428fae49 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - 消さないで欲しいです!私はこのお話すごく大好きです! (2016年2月17日 23時) (レス) id: 11e7ba8384 (このIDを非表示/違反報告)
なこたん(プロフ) - 私はすっごくいい話だと思いました!消さないでください! (2016年2月17日 23時) (レス) id: 0c9cc6ddd0 (このIDを非表示/違反報告)
つき(プロフ) - 消さないでください!他のメンバーのお話の続きも見たいので、お願いします!m(__)m (2016年2月17日 23時) (レス) id: bb8d4ee2be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:# 伊 野 尾 い ち ご 。 | 作成日時:2016年2月17日 19時