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素 直 に な れ ば ... 01 ページ7

##Kota









『ははっ！慧、ちょーバカじゃん！』

伊「俺、一応頭悪くはないんだけど！」









もやもやもやもや。

何なんだ、この気持ちは。









伊「あ、やぁぶ！ちょっと来てー！」

薮「なに？」

伊「A、ここのステップ苦手らしいんだけど、俺も微妙だからさ、教えてあげて？」

薮「教えてあげるのは全然良いけど、お前も微妙ってどう云うことだ。」

伊「……まあ良いじゃん！よろしく！」

薮「Aちゃん、やろっか。」

『…っはい！お願いします。』









Aちゃんの顔は、少し怯えてて。

そりゃそうだよな。

俺はやってないけど、コソコソいじめられてるし。

多分Aちゃん、誰がやってるのか分かんないだろうし。

伊野ちゃん以外のヤツは、信じられないんだろう。









薮「ワンツースリー、ここで右足出すの！」

『…こう、ですか？』

薮「そっちじゃなくて右側！」

『…こう、？』

薮「そうそう！出来んじゃん！」

『薮さんが教えるの上手なだけですよ(笑)』

伊「A、やれば出来るじゃん！」

『え、慧にそんな偉そうに言われたくない(笑)』

伊「うっるせ！」







もやもやもやもや。

……だからこの気持ちは何なんだよ。

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