【呪術廻戦】1年生は4人……なんです。

9話 ページ10

side伏黒

釘崎｢長生きしろよって……｣

釘崎が口を割る。

釘崎｢自分が死んだら世話ないわよ。｣

呆れたようなそんな声。

釘崎｢アンタ、仲間死ぬの初めて？｣

伏黒｢同級生(タメ)は初めてだ。｣

目は合わせない。

釘崎｢ふーん、その割には平気そうね。｣

伏黒｢オマエもな…｣

釘崎｢当然でしょ。会って2週間そこらよ。そのぐらいの人達が死んで泣き喚く程、チョロい女じゃないわ。｣

そう言う口は泣かないように口を固く結んだ。

釘崎｢あの呪霊連れてるアイツもムカつくわよ。忠告して、サヨナラって。｣


｢なんだ、いつにも増して辛気臭いな。恵。｣

声をかけてきたのは

｢お通夜かよ。｣

伏黒｢禪院先輩。｣

真希｢私を苗字で呼ぶんじゃ｣

｢真希！真希!!｣

先輩より後ろを見るとパンダ先輩がいる。

パンダ｢マジで死んでるんですよ！昨日!!1年2人も!!｣

狗巻｢おかか!!｣

そういえば禪院先輩と白銀は仲良かったな…

真希｢は や く 言 え や !!｣

しまった。と言わんばかりの表情。

真希｢これじゃ私が血も涙もねぇ鬼みてぇだろ!!｣

パンダ｢実際、そんな感じだぞ！｣

狗巻｢ツナマヨ。｣


釘崎｢何、あの人(？)達。｣

伏黒｢2年の先輩。｣


禪院先輩の前に立つ。

伏黒｢……｣

真希｢な、なんだよ。｣

伏黒｢…昨日、白銀は任務を全うした後、死亡しました。｣

そう言うと、

時が止まった。

A『仮死だよ。殺さないで。』

釘崎｢じゅ、呪霊！｣

A『呪術師です。』

パンダ｢Aー！久しぶりだなー！｣

A『パンダさん。』

抱きつこうとしたパンダ先輩をスっと避ける。

パンダ｢ひどいぞ！感動の再会を…！｣

狗巻｢すじこ。｣

狗巻先輩とグータッチしてる。

真希｢……生きてるな？｣

A『死んでるように見えます？』

禪院先輩がメガネを外す。

真希｢呪いじゃないな？｣

A『ご覧の通りです。』

真希｢心配させんな！馬鹿野郎が！｣

A『ぐぇ。』


釘崎｢…脈無かったはず……｣

伏黒｢……ああ。1度死んだのは確認済みだ…｣

一体何が…

赤ん坊と目が合う。


なるほど、器にかなり執着している……

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