【呪術廻戦】1年生は4人……なんです。

5話 ページ6

side宿儺

気味の悪いガキだ。

地獄の門 。

どこで手に入れた、あんな代物。

宿儺｢女。｣

A『…』

チラリと俺に顔を向ける。

宿儺｢これから此奴とガキ共を殺す。｣

A『…そう。』

顔色1つ変えない…？

A『その子はアナタに協力的じゃないみたいだけどね。』

呪力だけで俺を倒せるものか。

宿儺｢馬鹿が…｣


宿儺｢いかん。こっちも治してしまった。｣

A(治癒がかなり早い。)

宿儺｢散歩は嫌か。ま、元来、呪霊は生まれた場に留まるものだしな。良い良い。｣

ならば

宿儺｢ここで、死ね!!｣

呪霊を床に叩き潰す。


さて、呪霊も死んだ。

指も回収した。


宿儺｢待たせたな。女。｣

A『…』

地獄の門 。

あれは不完全ではあるが領域展開そのもの。

A『…汝に命ずる、呼び掛けに応え馳せ参じよ。』

赤黒い門から出てくるのは魑魅魍魎。

A『器に代わる気はない？』

宿儺｢あぁ、小僧は出てこないそうだ。｣

A『…そう。』

呪具は不必要な気もするが…

A『烈火の舞 不知火』

鬼火と共に舞う風。

目くらましのつもりか。


sideA

恵を外に出さなきゃ。

A『宿儺が来る。』

伏黒｢何…！虎杖は！？｣

A『宿儺が支配してる。宿儺曰く出てこない。恵は早くココから逃げ…』

宿儺｢流石、俺が目をつけた女だ。女、お前は上物だ。｣

やっぱり時間稼ぎにはならなかったか。

A『…そう。私が出した子達は？』

宿儺｢ああ。跡形もなく殺しておいた。｣

数じゃ駄目。

質が良いもの…

生憎の雨……

A『坊、ご飯の時間。』

これで死刑になっても、まあそれも

A『つまらない人生だった。』

宿儺｢……？｣

｢やっとか。｣

side伏黒

こっちは震えているのに白銀は戦闘態勢だ。

A『恵は伊地知さんと帰ること。』

宿儺｢そうだ、女。取引をしよう。｣

取引…？

A『嫌と言ったら？』

宿儺｢すぐに殺して赤子諸共喰う。｣

赤ん坊の額に目が…！

A『恵、逃げた方がいい。』

伏黒｢な、何故だ！｣

A『死ぬのは少ない方が五条先生も心を痛めなくて済む。』

さっきの

『つまらない人生だった。』

と言ったのも…

まさか最初から死ぬ気で…

宿儺｢俺に今出来る事を考えた。｣

そう言うと宿儺は虎杖の身体に傷を入れる。

宿儺｢小僧を人質にする。｣

白銀は顔色1つ変えない。

A『…どうにか器に代わせないといけない。』

俺を置いて行かないでくれ…

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