【呪術廻戦】1年生は4人……なんです。

45話 ページ46

sideA

嫌な予感がする…

影達が送り出した学校に帳がかかる。

泥梨「……行くな。」

A『坊…？』

泥梨「嫌な匂いがする。」

A『坊、何かあったら門の中に行きなさい。』

泥梨「……」

返事はしない代わりに服を握られる。

抱っこ紐で繋ぐ。


虎杖「白銀！？」

A『…』

ボロボロ…

真人「…？」

真人(魂が見えない…どこにも無い……)

呪霊…？

A『お目当てはこれかしら？』

門の中から黒い手が乗るモノ。

真人「君、門の中に魂入れてるの？」

泥梨「…これは儂のモノだ、小僧。」

真人「君は何個門を持ってるの？」

！？

虎杖「何個…？」

A『…坊…』

泥梨「母上……！イヤだ！」

1番大きく漆黒の門が開く。

泥梨「母上ぇ！」

黒い触手が坊を連れ去る。

A『…全部、ある。』

真人「へぇ…」

真人(赤子を取ったら勝ち確だぁ。けど、門の中に入れちゃった。勘が鋭いな。)

虎杖「白銀ｯ！」

近接戦闘はあまり好きじゃない。

けど、

A『槍！』

無から生成される槍が飛んでくる。

それを掴んで間合いを取る。

真人「君、凄いね。」

余裕そう。

宿儺みたい。

真人「君、体壊したらどうなるんだろうね。」

あ、やばい。

後ろに下がって

A『汝に命ずる。馳せ参じよ。』

門から出たのは

虎杖「なん…だ……？」

卒塔婆を持つナニカ。

黒い身体に卒塔婆を背負う影。
性別不明のナニカ。

A『…喰らえ。』

門の中から魑魅魍魎が飛んでくる。

真人「赤子は出ないのかな？」

門から炎が外界を照らす。

A『…よく死なないね。』

魑魅魍魎が相手してる間に虎杖を治療する。

虎杖「アイツを殺さなきゃ…」

…虎杖？

A『呪霊に対して殺すは可笑しい。私達の専門は呪霊を祓うこと。』

虎杖「……」

！

虎杖「白銀！？」

A『…』

槍を振り下ろす。

A『…元気そうで何より。』

真人「まあね。」

全然平気…

呪霊が私に手を伸ばす。

最悪の場合、私が死んでも…

虎杖「白が」


宿儺「俺の獲物を奪って屠るなど考えてはおるまいな？」

宿儺…！？

「ｷﾞｬｯｷﾞｬ！」「ｷﾞｨｷﾞｬｯ！」

私を門の中に入れようとする影達。


side虎杖

虎杖「白銀!!」

バタンと閉まった門は消えた。

真人「あーあ、逃げちゃった。」

「母上は常日頃から過保護なのだ。」

この声って…

赤子…

じゃない！？！？

誰！？

白髪(髪型はポニーテール)の和装の男が立ってる。

46話→←44話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す