【呪術廻戦】1年生は4人……なんです。

41話 ページ42

sideA

A『…』

卒塔婆を並べて唱える。

A『汝に命ずる。近くに居る呪いを指し示せ。』

卒塔婆を何本も背負った大柄な何か。

A『…全く……虎杖はどこに行ったんですか。』

伊地知｢すみません…｣

こうなったのは1時間前。


side虎杖

伊地知｢居ました。｣

1人で歩くタメの男子。

虎杖｢あれ？私服？｣

伊地知｢高校にはしばらく行ってないようです。｣

ふーん…

まあ、俺も行ってないようなもんだけど。

虎杖｢アイツらは元気でやってる？｣

まあ、白銀はよく特訓に付き合ってもらってるけど。


A『前よりは良い。』

虎杖｢マジで！？｣

A『幼稚園児レベルだけど。』


まーた、ムカつく事思い出した。

虎杖｢で、どうするの？｣

伊地知｢これを使います。｣

ん？

虎杖｢呪霊？｣

伊地知｢幼等。4級にも満たない低級の呪いです。｣

へー…

伊地知｢人気のない所に出たら、これに彼を襲わせます。｣

虎杖｢え！？｣

何言ってんの！？

伊地知｢1.視認出来ない一般人の場合。虎杖君が救助してください。2.視認出来るが対処出来ない場合。虎杖君が救助、事件の聴取をします。3.呪術で幼等を払った場合、即時拘束します。｣

虎杖｢力づく？｣

伊地知｢力づくです。誤認ならそれで良い。後で謝りましょう。ただ、｣

顔つきが変わった。

伊地知｢4.2級以上のポテンシャルが吉野順平にあった場合、1度引いて七海さんと合流します。｣

虎杖｢2級ならギリ何とかなると思うけどなぁ…｣

白銀と散々、組手やってるし。

伊地知｢呪霊ならね…｣

ん？

伊地知｢以前、伏黒君が言ってましたね。通常、呪霊と同等級の呪術師が任務に当たると。つまり、2級呪術師は2級呪霊に勝つのが当たり前。2級呪術師は1級呪霊に近い実力という訳です。｣

虎杖｢なんで俺はそういう大事な情報知らないの？｣

伊地知(五条さんが適当だから……)

伊地知｢ちなみに、白銀さんは赤子の能力を使わずの白銀さんの実力は1級レベルです。｣

え？

虎杖｢でもアイツ…｣

伊地知｢事情があり、2級止まりですが。｣

虎杖｢赤ん坊って特級でしょ？門の中の奴らは？｣

伊地知｢様々です。4級から特級まで揃ってますが、白銀さんと赤子の命令だけ聞く従順ぶりも彼女の才能でしょう。｣

狐とか骸骨って何級なんだろう…

伊地知｢ここからは車を降ります。｣

虎杖｢なんか自作自演みたいで気が引けるなぁ。｣

さて、やるかぁ。

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