39話 またまた番外編1 ページ40
sideA
扇子を手入れして呪力を込めて踊る。
舞を踊る。
A『水の舞、
号令と共に降る雨。
A『氷の舞、雹乱。』
にわか雨が雹に変わる。
もう少し強く凍れ。
硬く、呪いを突き破るような……
「はーい、ストップ。」
踊っていた手を掴まれた。
五条「修行に励むのは良い事だけど、」
クイッと先生は親指で何かを示す。
?
ついて行くと寮に着いた。
着いたと同時に騒音が耳に入る。
「ぎゃあああぁぁぁあああ!!」
聞き覚えのある声。
A『起きたの。』
泥梨「ああああ!!」
坊は、起きた時に私が居ないとパニックになる。
A『よしよし…』
泥梨「んあぁ…」
背中を軽く叩いてあやす。
黒い影達が私に纏う。
A『…何処にも行かないよ。安心して。坊や。』
泥梨「貴様は儂のものだぞ……」
呪力を閉じ込めるベビーベッドでは本来の力は出せないらしい。
A『坊、ごめん。ちょっと待ってて。』
泥梨「なっ!!」
真希「Aー、居るかー?」
真希姉さん…?
A『はーい。』
ガチャってドアを開けると
真希「よ。てか赤ん坊不機嫌過ぎるだろ。寝起きか?」
泥梨「……」
A『…坊、そんなムスっとしないで。』
坊が私をキリッと睨む。
泥梨「貴様のせいだぞ!儂が不機嫌な理由は!そんな事も分からんのか!」
釘崎「いつにも増して不機嫌ね…」
A『坊、良い子良い子。』
泥梨「童扱いするなと!!」
釘崎「子ども扱いされたくないなら坊って呼ばない方がいいんじゃない?」
…
それもあるけど、坊って呼ばないと余計に不機嫌になる事もある。
泥梨「…此奴は儂を産んだ。だから坊と呼ぶ権利がある。
はぁ…
A『はいはい。入ります?』
真希「ああ。」
泥梨「聞け!」
釘崎(強い…)
御手洗に行かせて。お願い。
泥梨「嫌だ!嫌だ!」
A『坊や、良い子だから…』
釘崎「呪霊に良い子って疑問よね…」
真希「Aー、早くしろよー。」
お昼食べる準備してる。
A『坊や、すぐ戻るよ。』
泥梨「……儂の気は長くないぞ。」
良かった。
A『…黄泉、九泉。』
黄泉「はい、主様。」
九泉「お呼びでしょうか、主様。」
九泉は黒髪で紅い着物を着てる黄泉と瓜二つ。
A『坊、良い子でね。』
泥梨「…早くしろ。」
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闇蝶 - うわ~んなんか悲しいです~でもとても続きが気になります。この神作品,楽しみにしています! (2021年3月7日 5時) (レス) id: 6ca4bff9b3 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2021年1月22日 22時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 初めまして、続きが楽しみです。頑張って下さい。応援してます。 この小説は、五条悟落ちですか? (2021年1月8日 19時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
真白(プロフ) - 主人公が坊やと呼ぶのがとても好きです。この作品を読めば読むほど、好きになりもっと読みたいと思いました。作品の更新を心から楽しみにしています。無理せず頑張ってください! (2021年1月3日 14時) (レス) id: 720da0f6e1 (このIDを非表示/違反報告)
小夜子@元ペテン師(プロフ) - 2代目さん» ご丁寧にありがとうございます!書いてて全然気づきませんでした!ありがとうございます! (2020年12月14日 20時) (レス) id: 548ac281c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ペテン師 | 作成日時:2020年11月14日 3時