【呪術廻戦】1年生は4人……なんです。

38話 正月編(時系列は謎) ページ39

sideA

泥梨「ここから出せ！愚図共！」

坊が閉じ込められてる部屋の上にある小さな窓から覗く。

釘崎「何あれ…」

A『…坊や。』

「「嘘だぁー！」」

ゆーじも衝撃らしい。

A『…坊……』

角に血眼。

剥き出しの牙に、

坊やが居る場所は灼熱の床になりドロドロになっている。

坊やの怒りが頂点になると坊やは周囲を燃やす。

私が抱いてる時はしないけど。

手は赤黒い化け物の手になり壁を破壊しようとする。

泥梨「さっさとしろ！無能ども！」

門の中に居る子達も壁を壊す手伝いをしてる。

A『…』

伏黒「白銀？」

A『坊や、やめ。』


ピタリと動きが止まる坊と手下達。

泥梨「…人間風情が作り出したものでは無いな…？」

録音の音声でも流したのかな？

「主様の声がします…！」

「本物のご主人様だ！」

泥梨「騒ぐな！無能ども!!母上の声が聞こえんではないか！」

ウロウロと部屋を周り耳を澄ます。

泥梨「…母上…何処だ……」

五条先生を見る。

泥梨「……母上のお声が……」

五条「結局、ジジイ共は坊ちゃんをまた制御失敗したんだ。」

永遠に無理だと思うけど。

五条「良いよ。」

許可を貰ったので、

門を出す。

伏黒「っ！？」

釘崎「嘘……」

泥梨「儂の他に門を出した者がいる……？」

A『…汝に命じる。私の坊を取り戻せ。』

四肢に黒い枷と鎖を身につけ、

赤い肌に黒い白目、その瞳は紅い鬼神。

泥梨「…！この儂の他に鬼神を召喚し鬼神が命令を受けられるのは母上しか居らん…！」

A『…』

他の生徒は五条先生が守ってる。

A『…坊や。』

泥梨「母上…！儂を閉じ込めた五条と人間共を殺す。」

怒ってる…

A『ダメ。良いの。』

泥梨「腹の虫が収まらん！」

A『…良い子良い子…良い子だね、坊や。』

怒りで保っていた意識はゆっくりと無くす。

A『おやすみなさい、坊。』

泥梨「…儂を…閉じ込めた…奴らを…殺るまでは…」

背中を軽く叩きながら、あやす。

A『…ここに居るよ、坊や。』

泥梨「…ん。」

離さないと言わんばかりに私の服を握り、

寝た。



A『終わりました。』

五条「お疲れサマンサー。」

なんなんだろうか、いつも思う。

五条「んじゃ、年明けのおめでたいってことで」

全然おめでたくなかったけど。

虎杖「お年玉！？」

わーお、現金。

五条「お寿司に行こうか。」

まーたお寿司。


美味しかったけど。

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