【呪術廻戦】1年生は4人……なんです。

33話 ページ34

side虎杖

キョロキョロしてる赤ん坊は

泥梨｢…母上？｣

白銀を探してるのか…？

五条｢おーい、坊ちゃん。｣

赤ん坊は寝返りをして浮かぶ。

虎杖｢赤ん坊って空飛ぶのかよ！｣

七海｢呪霊ですからね。宙に浮かぶことも容易いでしょう。｣

は、はぁ……

眠そうに五条先生を見る。

五条｢ママ、貰ったよ。｣

抱きしめられてる白銀は夢の中。

七海｢常に赤子に一定数の呪力を注ぎコントロールしなければならない。年がら年中睡眠不足なのでしょう。虎杖くんも五条さんとの特訓で呪力をコントロールしたので分かるでしょう。｣

俺より何倍も強い呪力をかけ続けなきゃいけない…

泥梨｢返せ…儂の母君を返せぇぇぇ!!｣

呪力が暴走してる…！

七海｢何故、あそこまで執着しているのかは研究中ですが、赤子は白銀さん以外が触れると容易く殺します。｣

白銀だけが触れるし命令も出せるのか…

泥梨｢儂のものだ！母上は儂の…｣

五条｢坊ちゃん、呪力弱めて。｣

泥梨｢何故儂が貴様の要望に答えなければならん。｣

牙のような歯をむき出して眉間にシワを寄せる。

虎杖｢赤ん坊って歯があるんだ…｣

七海｢見た目は赤子ですが存在は私たちの想像出来ないくらいには年月が過ぎてますからね。｣

虎杖｢普段何食ってんの？｣

七海｢呪霊ですから負の感情では？｣

ふーん…？

五条｢え、ママの…ｺﾞﾌｯ｣

呪力で先生を殴る。

A『…あれ…？』

五条｢おはよう、ママ。｣

A『おはよう…ん？ママ？』

混乱してる…

五条｢僕のママ。｣

A『違います。』

泥梨｢儂の母上を返せぇぇぇ!!｣

呪力を込めた石を投げる！

虎杖｢俺たち関係なくね！！？｣

七海｢母とそれ以外の人間とまとめた場合、こちらにも攻撃が来てもおかしくは無いです。｣

冷静すぎる！

A『坊…！』

五条先生から降りて両手を広げる。

呪力で浮かんでいた石は落ちる。


白銀はあやしてる。

赤ん坊は五条先生をめっちゃ睨んでる。

泥梨｢母上…｣

A『…！なぁに？』

泥梨｢…離れるなよ。｣

A『はいはい。おやすみ、坊や。』

泥梨｢ん。｣

また寝た。


虎杖｢赤ん坊って起きてる時間少なくね？｣

A『赤ちゃんだからね。』

虎杖｢ふーん…｣

A『何？』

虎杖｢なぁ、悠仁って呼んでくれよ。伏黒だって名前で呼んでるじゃん。｣

白銀は考えて、

A『…ゆーじ。』

目を逸らして小さく俺を呼んだ。

その時ドキってなったのは内緒にしとこ。

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