【呪術廻戦】1年生は4人……なんです。

23話 ページ24

side伏黒

真依｢てか、白銀ちゃんにベッタリなお坊ちゃま。1人で歩き回って良いの？｣

歩くと言うより浮いてるが。

｢下等生物の質疑に応えるほど暇ではない。甘いのが良い。儂が飲む。｣

釘崎｢白銀が欲しいんじゃないの？｣

｢茶で良いだろ。｣

よく見ると細い紐のような物で赤ん坊の腕から来た方へ繋がってる。

｢よし、帰る。｣

ふよふよと空中を彷徨う。

｢下等生物、先の問に応えてやろう。器が暑いと儂もしんどいんじゃ。｣

まあ一心同体だしな…

東堂｢そろそろ、どうでもいい話は終いにしようや。｣

…

東堂｢伏黒と言ったな…どんな女がタイプだ！｣

？

釘崎も首を傾げてる。

｢阿呆らしい。｣

赤ん坊に初めて共感した。

伏黒｢なんで初対面のアンタと女の趣味について話さなきゃいけないんですか？｣

東堂｢…｣

釘崎｢そうよ、ムッツリにはハードル高いわよ。｣

ｲﾗｯ

伏黒｢お前は黙ってろ。ただでさえ意味わかんねぇ状況がよりややこしくなる。｣

｢未経験は大変だのう。｣

ｲﾗｯ

伏黒｢白銀に叱られて来い。｣

釘崎｢赤ん坊も未経験でしょうが！｣

｢儂は下等生物に興味無いだけじゃ。｣

黙ってくれ。

東堂｢京都3年、東堂葵！自己紹介終わり。これでお友達だな。さあ！答えろ！男でも良いぞ。｣

｢ぞんざいな交友作りだのう。｣

ペタっと釘崎の頭の上に乗る。

釘崎｢ちょっと！セットが崩れる!!｣

東堂｢赤ん坊からでも良いぞ。長いだろ。人間界に住み着いて。｣

赤ん坊に趣味あるのか！？

｢くだらん。ただし、儂の器に手を出したら阿鼻地獄に落としてやる…｣

!!

呪力が暴走し出した！

A『〜…坊〜…』

｢！｣

釘崎は丸腰だ。

白銀も体力がまだ回復していない…

揉め事は避けたい。

釘崎｢お迎え来たわよ。｣

｢出来たぞ！｣

A『…あれ、２本も？』

｢これは儂の。｣

A『……あれ、禪院先輩と東堂先輩。』

真依｢久しぶりね、白銀ちゃん。｣

東堂｢その赤ん坊が無ければ良い女だったな。｣

A『それはどーも。』


伏黒｢…別に好みなんてありませんよ。その人に揺るがない人間性があれば、それ以上何も求めません。｣

釘崎｢悪くない答えね。巨乳好きとか抜かしてたら私が殺してたわ〜。｣

伏黒｢うるせえ。｣

A『…何の話？』

｢女の好み。｣

A『あらそう。』

顔がまた青白だな…

A『恵！前見て！』

！？

突進してきた！

伏黒｢ぐっ…！｣

やっぱり揉め事は起きるのか…

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