【呪術廻戦】1年生は4人……なんです。

22話 ページ23

Noside

パンダ｢あり？1年ズは？｣

3人(？)が茂みを歩く。

真希｢パシッた。｣

狗巻｢おかか……｣

パンダ｢大丈夫か？｣

不安そうな声を上げる。

狗巻｢しゃけ。｣

真希｢3歳児じゃねぇんだ。お使いくらい出来んだろ。｣

パンダ｢いや、そうじゃなくて。今日だろ？京都の学長来んの。｣

女性が振り向く。

パンダ｢交流会の打ち合わせ。｣

狗巻｢ツナ。｣

パンダ｢特級案件に1年派遣の異常事態。悟とバチバチの上層部が仕組んだって話じゃん？京都の学長なんてモロその上層部だろ？鉢合わせでもしたらさぁ…｣

真希｢ターゲットだった1年、虎杖は死んでんだ。｣

パンダ｢Aは生きてるよ。今日は休みだけどな。｣

真希｢A、休んでんだろ。恵達を今更どうこうする気もねぇだろ。｣

また後ろを振り返る。

真希｢京都のジジイだって表立って騒ぎは起こさねぇって。｣

狗巻｢しゃけ。｣

パンダ｢教員は立場あるけど、生徒はそうでも無いよな？｣

ピタリと足が止まる。

真希｢来てるって言うのか？真依が。｣

パンダ｢憶測だよ。打ち合わせに生徒は関係ないからな。でもなぁ…アイツら嫌がらせ大好きじゃん？東堂と真依。｣


side伏黒

伏黒｢なんでこっちに来てるんですか？禪院先輩。｣

釘崎｢あ、やっぱり？雰囲気近いわよね？姉妹？｣

伏黒｢双子のな。｣

真依｢ヤダな〜伏黒くん。それじゃ真希と区別つかないわ。真依って呼んで。｣

東堂｢コイツらが乙骨と3年の代打ね。｣

真依｢貴方達が心配で学長に着いて来ちゃった。同級生が死んだんでしょう？辛かった？それとも、そうでも無かった？｣

伏黒｢何が言いたいんですか。｣

真依｢良いのよ、言いづらいことってあるわよね。代わりに言ってあげる。器なんて聞こえはいいけど、要は半分呪いの化け物でしょ？そんな穢らわしい人外が隣で不躾に呪術師を名乗って虫唾が走って居たのよね？死んで清々したんじゃない？｣

伏黒｢……｣

釘崎｢……｣

伏黒｢それは虎杖の話ですか、それとも白銀の話ですか？｣

真依｢…どっちもって言いたい所だけど、白銀ちゃんは器というより贄だし…実力あってあの赤ん坊さえ居なければ京都に連れて帰りたかったわ。｣

……

｢人間、この箱。どう動かす。｣

！？

ぷかぷかと浮いてる…！？

伏黒｢白銀はどうした。｣

｢飲み物を要したから儂がわざわざ買うてやる。｣

真依｢ど、どういう事…白銀ちゃんは死んだって…｣

釘崎｢小銭入れ可愛いわね。｣

｢やらんぞ。｣

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