【呪術廻戦】1年生は4人……なんです。

21話 ページ22

side虎杖

五条｢危険を察知して起きたけど、体力の限界か…よいしょ。｣

白銀を持ち上げる。

五条｢Aを狙う輩なんかいっぱい居るよ。地獄の門を制すればって考えてね。｣

笑顔が先生から消える。

五条｢坊ちゃんの名前は泥梨(ないり)。地獄そのものって意味だ。門はただの冥界の入口。｣

そ、そんなの…

五条｢宿儺と同じ特級呪物として各地に坊ちゃんの身体が祀られてる。けど、1つが急に暴走してね〜。｣

また笑いだした。

五条｢Aが鎮めたんだけど、色々厄介な誓約付けたらしくてね〜…｣

誓約…？

｢…むぅ…？｣

赤ん坊が起きた…

虎杖｢なぁ、ナイリ。｣

赤ん坊は驚いた顔で俺を見る。

｢…どういう事だ！何故、貴様が…！貴様の仕業か！五条！｣

A『…なぁに…坊……』

白銀が起きた…！

｢宿儺の小僧が儂の名を…！｣

A『わあ！？先生！』

赤ん坊の話聞いてないな…

五条｢坊ちゃんが起きてると中々Aに近づけないもんねー。｣

A『あ、あの…！』

｢儂の話を聞け！器の分際で！｣

A『なぁに？』

｢この小僧が儂の名を…！｣

五条｢ごめんごめん。教えちゃった。｣

A『……はい？』

めっちゃ声低い！

めっちゃ怒ってる！

A『先生ともあろう御方が、機密事項を1生徒にペラペラ話すとも思いませんが。それは真でしょうか？』

五条｢いや…その…あの…｣

先生すらタジタジに！？

A『ならば坊が嘘をついていると…？』

五条｢ほ、ほら。悠仁も宿儺の器だし、ちょっとした授業の一環で……｣

A『……』

五条｢ごめんなさい…｣

土下座した！？

五条｢悠仁…今のやり取りで分かったと思うけど、これは恵も知らないから内緒ね。｣

虎杖｢良いけど、ナイリってどんな字？｣

A『泥に梨。地獄って意味。そのまんま。』



五条｢とまあ、話逸れたけど、皆にはあれに勝てるくらい強くなって欲しいんだよね。｣

！？

虎杖｢アレにかぁ…｣

五条｢目標は具体的な方が良いでしょ？いや〜連れて来て良かった〜！｣

A『恵達には課外授業しなくて良かったんですか…？』

五条｢Aが把握してれば、Aが恵達を強化してくれるからね。｣

丸投げ…

五条｢交流会でお披露目しよう。｣

虎杖｢はい先生！｣

五条｢はい悠仁くん！｣

虎杖｢交流会って何…？｣

五条｢…言ってなかったっけ…？｣

A『はぁ……』

虎杖｢白銀は？｣

A『2年の先輩方から聞いた。』

狡っ！

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