【呪術廻戦】1年生は4人……なんです。

20話 ページ21

side虎杖

ぐたりと倒れる白銀。

虎杖｢白銀！？｣

赤ん坊も何も話さない。

五条｢簡易領域だとしてもまだ未完成だからね。疲れたんだろう。｣

先生は容赦なく頭に足を乗せる。

五条｢さて、誰に言われて此処に来たー？｣

これが呪術師最強…！

生き物の格が違う!!

五条｢命令されて動くタイプじゃないか…｣

ゴロゴロと頭を転がしてる…

五条｢僕を殺すと何か良い事あるのかな？それにAが扱える地獄の門。あれを欲しがるのは何か企んでるんだろう？｣

白銀は反応しない…

五条｢何方にせよ、相手は誰だい？｣

より力を込める。

五条｢ほら、早く言いなよ。｣

漏瑚｢誰が…言うか…｣

黒い触手みたいなのが出てきた!!

虎杖｢うわ！？｣

五条｢坊ちゃん。まだ聞きたいことあるからママと休んでな。｣

｢小童が……｣

白銀が意識なくても赤ん坊は動けるのか…

｢…貴様が動かなくなったら誰が儂を守るのだ。｣

赤ん坊は小さな手で白銀の顔を触る。

｢…宿儺の童、儂の器はやらんぞ。｣

虎杖｢べ、別に…｣


五条｢早く言えよ〜、祓うぞ〜？言っても祓うけど。｣

虎杖｢てか、呪いって会話出来るんだね…普通すぎてスルーしてたわ。｣

白銀が急に起きた！

A『何。』

虎杖｢こっちのセリフだわ！急に起きるな！ビックリする！｣

A『…』

A(もう今日は動けない…)


なんか来た！？

辺り一面に花が咲く。

五条｢わあ。｣

虎杖｢お花だ〜。｣

五条｢綺麗〜。｣


五条先生が自分の頬を叩く。

五条(呪術だよな…？戦意が削がれる…)

ん？

虎杖｢うわぁぁぁ！｣

五条｢！｣

虎杖｢先生！俺は大丈夫！そいつを｣

やっべぇ奴!!

虎杖｢ごめん！嘘！ヘルプ!!｣


白銀は食われる直前！

虎杖｢もうちょい焦れよ！｣

｢…うぐ…｣

赤ん坊…！

必死にしがみついてる…

ツタが伸びて赤ん坊を掻っ攫う。

先生が白銀を解放する。

五条｢2人ともここで待機！｣

先生は赤ん坊を追う。


虎杖｢先生なら大丈夫だって…｣

カタカタと震える。

顔は真っ青。

虎杖｢白銀って冷たいのな。｣

後ろから抱きしめて震えてる手を握る。

A『…あったかい。』

いつもより優しい声だった。

五条｢あれ？お邪魔かな？｣

｢儂の器に手を出すとは何事だ！｣

首根っこ持って猫みたいに…

A『…坊！』

赤ん坊を抱きしめた途端に赤ん坊は寝た。

A『借りは返す。』

別に貸してないけどな…

そしてまた倒れた。

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